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PRESS RELEASE (サービス)

2006-0162
2006年10月17日
富士通株式会社

安心安全ソリューション体系「SafetyRing」の強化について

~入退室や印刷物へのセキュリティ対策商品などをラインナップに追加~

当社は、お客様の情報セキュリティや事業継続を支援する、安心安全ソリューション体系「SafetyRing(セーフティリング)」に、小型・高精度の手のひら静脈を採用した「入退室管理システム」と、紙からの情報漏洩対策として紙の電子化から印刷物の管理までトータルにサポートする「印刷セキュリティ」商品などをラインナップに追加し、10月17日から順次販売を開始します。

加えて、企業内における情報セキュリティの技術的基本方針を明確化したドキュメント「エンタープライズセキュリティアーキテクチャー(Enterprise Security Architecture:ESA)」を公開し、お客様の情報セキュリティ対策のアーキテクチャー策定を支援します。


「SafetyRing」のロゴマーク

近年、企業経営においては、その社会的影響の大きさから「情報セキュリティ」「事業継続」への取り組みが不可欠となっています。

当社は、2006年4月24日にお客様の情報セキュリティ対策や事業継続を支援する、安心安全ソリューション体系を発表し、ブランド名を「SafetyRing(セーフティリング)」として多数のお客様に導入頂き、統合リスクマネジメントを支援しています。


今回、「SafetyRing」強化の一環として、新たに3商品を追加します。「SafetyRing」は、大きくは「セキュリティソリューション」と「事業継続ソリューション」により構成されています。

前者については、「フィジカルセキリュリティ」として「手のひら静脈入退室システム」、「情報漏洩対策」として、印刷する紙への対策を実施する「印刷セキュリティ」を新たに提供します。加えて、企業内における情報セキュリティの技術的基本方針を明確化したドキュメント「エンタープライズセキュリティアーキテクチャー(Enterprise Security Architecture:ESA)」を一般公開します。これにより、お客様の情報セキュリティ対策のアーキテクチャー策定を支援します。

また、後者では、インシデントコマンドソリューションとして、「緊急地震速報」に対応したソフトウェアを販売開始します。本ソフトウェアは、富士通エフ・アイ・ピー株式会社と共同開発したもので、「緊急地震速報」に対応した警報システムを構築することができます。

「SafetyRing」は、これらを含めた全16ソリューション、140製品・サービスのラインナップからお客様の総合的な安心・安全対策を実現します。

なお、これらのソリューションの一部を「Security Solution 2006(10月18日から20日、東京ビッグサイト)」「危機管理産業展(10月24日から26日、東京ビッグサイト)」に出展します。

新商品の販売価格、および出荷時期

商品名 販売価格 出荷時期
「手のひら静脈入退室システム」 370,000円から
(装置本体価格のみ)
11月1日
「印刷セキュリティ」 8,500,000円から
(100クライアントの場合の価格)
即日
「緊急地震速報対応ソフトウェア」 80,000円から(注) 11月下旬
(注) 80,000円から:表示クライアントの価格。ポップアップクライアントは、単価2,000円(10クライアントまでの場合)。別途、クライアント用パソコンとサーバ(リレーサーバ使用時)、および財団法人気象業務支援センターとの契約〔月額契約費用:80,200円(月額回線費含まず)〕が必要。

新商品の主な特長

1. セキュリティソリューション

1) 小型、高精度の「手のひら静脈入退室システム」を新たに提供


手のひら静脈認証入退室装置 外観図

入退室を基本とした「フィジカルセキュリティ」では、当社の誇る手のひら静脈認証を採用した小型入退室装置を新たに開発し、高度なセキュリティの下で、非接触型の衛生的な入退室操作を実現します。主な特長は、以下の通りです。

  • 新たに小型センサーを採用し、従来装置体積比約2分の1を実現
  • オールインワンの入退室装置
    -静脈センサー、非接触ICカード(FeliCa)、テンキーを一体化
  • 高度な認証精度
    -本人拒否率0.01%の時、他人受入れ率0.00008%以下を実現
  • LAN接続での運用が可能
    -管理装置1台で、LAN接続することにより複数の入退室装置を管理可能

2) 電子化から印刷物管理までトータルな文書セキュリティを実現する情報漏洩対策製品 「印刷セキュリティ」

情報漏洩のリスク要因の一つとして文書の印刷・保管が挙げられます。そのリスクを最小限に抑えるためには、「出来るだけ印刷しない」「印刷した時はきちんと管理する」ことが重要です。「印刷セキュリティ」では、これまで個々に提供してきたさまざまな印刷関連製品群を体系化し、以下の要件に応じてワンストップで提供します。

   [出来るだけ印刷しない]
    業務帳票やOA文書の印刷物(紙)化抑止、アクセス制御、改ざん防止、印刷禁止機能を提供。
[印刷物を管理する]
    業務帳票やOA文書の印刷可否による印刷制御や、印刷行為の記録、認証印刷による不正持ち出し防止、不正複製の抑止機能を提供。

利用シーンと対象製品群

3) 「エンタープライズセキュリティアーキテクチャー(Enterprise Security Architecture:ESA)」の公開

情報セキュリティガバナンスの実践には、企業内に存在する複数のシステムにおいて、必要とされるセキュリティ要求事項を整理し、セキュリティポリシー体系の一部として組み込むことが重要です。業務共通のセキュリティ要求事項(識別と認証、ID管理、アクセスコントロール、証跡管理、集中管理、暗号)を整理し実装することで、システム間の整合性とセキュリティ運用の効率性が実現できます。

「エンタープライズセキュリティアーキテクチャー(ESA)」は、企業内における情報セキュリティの技術的基本方針を明確化した文書です。お客様のセキュリティアーキテクチャーの策定における必要事項を整理し、さらにそれに基づくセキュリティソリューションについても説明しています。

2.事業継続ソリューション

緊急地震速報に対応したソフトウェア

緊急地震速報は、震源近くの地震計で縦揺れ(P波)を感知した段階で地震の規模や震源位置などを予測し、大きな横揺れ(S波)到達前に地震がくることを知らせるものです。

富士通エフ・アイ・ピー株式会社と共同開発した「緊急地震速報対応ソフトウェア」は、緊急地震速報に対応した警報システムを構築することができます。本ソフトウェアは、財団法人気象業務支援センターから送られてくる緊急地震速報を基に拠点ごとのS波到達時間を算出・表示する「表示クライアント」と個々のパソコンで動作する「ポップアップクライアント」から構成されます。また、同一ビル内の複数「表示クライアント」に再配信する小規模なものから、複数拠点の「表示クライアント」に再配信する大規模なものまで、多様なニーズに対応する「リレー(再配信)サーバ」も併せて提供します。

なお、緊急地震情報を受信するためには、別途、財団法人気象業務支援センターとの月額契約が必要です。




表示クライアント表示画面例


ポップアップクライアント表示画面例

「緊急地震速報」による警報システムの構成例

販売目標

今後3年間で「SafetyRing(セーフティリング)」全体で 2,900億円

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

本件に関するお問い合わせ

サービスビジネス本部 安心安全ビジネス推進室

電話: 03-6424-6264(直通)
E-mail: an2bz-query@ml.css.fujitsu.com


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