PRESS RELEASE (サービス)
2006-0132
2006年8月30日
富士通株式会社
株式会社富士通長野システムエンジニアリング
~受注生産型設計におけるリードタイム短縮、構成・部品展開ミス防止に貢献~
近年、工作機械や建設機械、電子機器など受注生産型の製品においては、顧客満足度向上のため、お客様の要求に合わせて、柔軟なカスタマイズを行うことが差別化のポイントとなっています。一方では、受注段階から製品のカスタマイズが複雑・多岐にわたることにより、納入製品の仕様や納期・価格などの見積期間が長期化するとともに、構成ミスが生じることがありました。さらに製品設計の際には、使用部品への展開を人手で行うため、時間がかかり、ミスによる手戻りも発生していました。
このような課題を解決するために、富士通とFNSは「PLEMIA/仕様選択」を共同開発しました。本製品を利用することにより、あらかじめ部品の組み合わせのルール(組み合わせの禁止や注意など)を定義し、お客様の要求に基づき、製品仕様を確定することが可能になります。さらに、製品の部品表を自動作成するため、使用部品を簡単かつ高精度に確定することができます。
これにより営業部門では、お客様との打ち合わせの際、設計者の同席をなくすことができるとともに、製品仕様の見積時には、設計部門とのやり取りを減らすことができるため、見積の短納期化を実現します。また設計部門では、部品表作成の時間を大幅に短くするとともに、部品の組み合わせミスによる設計のやり直しを防ぐことで、トータルのリードタイム短縮を実現できます。
製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
PLEMIA/仕様選択 | 160万円 (5ライセンス)から (注) | 9月中旬より |
(注) 部品表管理システム「PLEMIA/BOM」を未導入の場合は、別途、基本機能(最小構成200万円から)が必要となります。
「PLEMIA」全体で、今後3年間で1万クライアント、「PLEMIA/仕様選択」として1500クライアント
仕様選択表から、外枠サイズやモーター出力の種類などお客様が希望するスペックを選択することで、製品の仕様を決定できます。このため営業部門では、お客様の要望をヒアリングする際に、製品仕様の見積を行う設計者の同席が不要になるとともに、お客様の要望を持ち帰り設計部門と打ち合わせを繰り返す必要もなくなり、見積期間の短縮を実現します。
「室内で使いたい」「薄型がよい」など、お客様の製品に対する要望の実現は、設計者のノウハウに依存していたため、初心者とベテラン設計者では製品ならびに部品仕様確定の精度にムラがありました。本製品では、お客様の要求に基づき部品表を自動作成することができるため、設計者のレベルによらず高精度な仕様確定を行うことができます。また、仕様確定ミスによる手戻りも防止できるため、開発のリードタイム短縮が可能になります。
仕様選択表を利用することにより、営業は設計者にお客様が希望する具体的な仕様を伝えることができます。既存仕様のみならず、新規設計が必要な部品を含む特殊な仕様も選択できるため、新規仕様についてもお客様の要望に沿った製品開発をスムーズに行え、製品バリエーションの拡大に柔軟に対応します。
DBサーバ | OS:Microsoft® Windows® Server 2003 、Solaris™ 8以降、LINUX (詳細は、下記「お客様お問い合わせ先」まで、ご確認ください。)
DB:Oracle® 9.2i、Oracle® 10gCPU:Intel® Pentium4® 3.0GHz以上 メモリ:2GB以上(推奨) |
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クライアント | OS:Microsoft® Windows® 2000 Professional 、Microsoft® Windows® XP Professional CPU:Intel® Pentium®Ⅲ600MHz以上 メモリ:512MB以上(推奨) DBクライアント:Oracle® Net 9.2 ,10.1 |
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
電話:0120-933-200
[受付時間:午前9時~午後5時30分、土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く]
E-mail: plm-info@cad.ssg.fujitsu.com
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