PRESS RELEASE

携帯電話がホテルのコンシェルジュによる
きめ細やかなお客様対応をサポート

～美術館と宿泊棟の複合施設「ベネッセハウス」にてシステム構築～

ベネッセ様が運営される「ベネッセアートサイト直島」は、瀬戸内海に浮かぶ直島にあり、自然とアートをゆっくり体験できる、4つのアートサイトから構成された空間です。「ベネッセハウス」はその中核施設であり、建築家、安藤忠雄氏によって設計された、美術館と宿泊棟の複合施設です。

当社は、5月20日の新館オープンにあわせ、携帯電話を活用し、「ベネッセハウス」のコンシェルジュによるお客様対応をサポートするシステムを構築しました。

本システムにより、コンシェルジュは、お客様が電話やFax、Webサイトで予約・登録された到着時間や観光のご要望などを、ホテルの外にいても、携帯電話を使って確認することができるため、それに合わせて迅速かつ柔軟に対応することができます。

本システムは、コンシェルジュがお客様一人ひとりに対し、予約のときからお見送りするまで、お客様のそばにいながら一貫してきめ細やかなサービスを提供することを支援します。

本システムの特長

本システムでは、携帯電話業務活用パッケージ「MobileManager」^(注1)を活用し、顧客情報共有システム（SFA）^(注2)と連携させることにより、コンシェルジュが利用する携帯電話から、お客様の宿泊予定やご要望など、情報管理システムに登録された情報を閲覧することができます。

なお、「MobileManager」はさらに機能を強化し、「Interstage Mobile Manager V8」として、2006年6月より、当社より提供します。

システム概要図

1. ホテルのフロント部門とフィールドのコンシェルジュが情報を共有

   ホテルの情報管理システムに登録されているお客様の到着時間や観光のご要望などの情報を、コンシェルジュが利用する携帯電話から閲覧できます。

   これにより、ホテルのフロント部門で管理しているお客様の情報をフィールドのコンシェルジュが時間や場所を選ばずに確認でき、お客様のご要望に最大限にお応えすることが可能になります。

   
   
2. 指紋認証機能などによる情報セキュリティ対策を実施

   コンシェルジュが本システムを使用する際には、携帯電話の指紋認証機能による本人確認を行います。また、一定時間の放置には自動的に本人認証の再確認を要求するなど、複数の情報セキュリティ対策の機能を備えています。

   システム構築にあたっては、ベネッセ様が策定する「セキュリティ指針」に準じており、高いセキュリティレベルを確保しています。

   
   
3. 携帯電話を使用することにより、短期間での操作習得が可能

   本システムでは、コンシェルジュは携帯電話を使用するため、特別な機器の使い方を覚える必要もなく、お客様の情報を閲覧するための操作を短期間で習得できます。

なお、本システムの構築には、当社のほか、株式会社シンフォーム（代表取締役社長：小林隆治、本社：岡山県岡山市）、株式会社ユーコム（代表取締役社長：湯浅信夫、本社：岡山県岡山市）、富士通サポートアンドサービス株式会社（代表取締役社長：前山淳次、本社：東京都港区）、株式会社富士通東北システムズ（代表取締役社長：植松一裕、本社：宮城県仙台市、以下、FJTH）、株式会社富士通ビー・エス・シー（代表取締役社長：兼子孝夫、本社：東京都品川区、以下、富士通BSC）が参加しています。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  注1 携帯電話業務活用パッケージ「MobileManager」:

富士通BSCより提供。携帯電話を従来のシステム上で活用する環境を提供するミドルウェア。

  注2 SFA:

Sales Force Automation。パソコンやインターネットなどを活用し、営業部門でお客様の情報を共有するなどして、企業の営業活動を効率化すること。また、そのための情報システム。本システムでは、FJTHのSFAパッケージ「FASTSFA KM+」を活用している。

関連リンク

• ベネッセアートサイト直島

本件に関するお問い合わせ

共通技術本部 TRIOLEオファリング統括部 オファリング推進部

電話: 03-6424-6333（直通）

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