PRESS RELEASE (サービス)
2006-0070
2006年4月19日
富士通株式会社
~通信・電源系統の二重化により、回線トラブルに対応~
当社はこのほど、高いセキュリティレベルが要求される企業ネットワークに最適なセキュアスイッチ「SR-Sシリーズ」のラインナップを強化し、給電スイッチ「SR-S224PS1」、および受電スイッチ「SR-S208PD1」を4月19日より販売開始します。
「SR-S224PS1」はPoE(注1)機能を有し、IP電話や無線LANアクセスポイント機器にLANケーブルを通じて電源を供給できます。また、同時に提供する「SR-S208PD1」は、2つの電力受電ポートを実装することで、「SR-S224PS1」と接続して二系統から受電でき、電源・通信経路の二重化を実現します。本製品を組み合わせてお客様システムに適用することで、安心・安全なシステムを構築できます。
本製品は、5月18日、19日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催する「富士通フォーラム2006」でご覧いただけます。
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現在、多くの企業において、サーバ側は UPS接続、端末側はノートブック・シンクライアントなどのバッテリー稼動可能な製品でシステムを構築することで、不慮の停電への対策をおこなっています。一方でネットワークについては、各フロアに広がる多数のフロアスイッチにまで停電対策をおこなう費用が課題となっています。そのため、当社はこのほど、給電スイッチ「SR-S224PS1」、受電スイッチ「SR-S208PD1」の2製品を提供します。
「SR-S224PS1」は、IP電話機や無線LANアクセスポイント、並びに今回提供する「SR-S208PD1」に対して、LANケーブルを通じて電源を供給するPoE機能をサポートします。お客様システムにおいて、電源コンセントの配置を気にしない自由なフロアレイアウトができます。
「SR-S208PD1」は、受電スイッチとしては、業界で初めて、認証機能を有し二系統での受電ができます。
また、今回提供する給電・受電スイッチを組み合わせることで富士通独自の高度な停電対策を実施できます。
今回提供する両製品を組み合わせることで、例えば「SR-S224PS1」をサーバなどと同様UPS対応させ、各フロアに設置される「SR-S208PD1」と接続することで、停電時でもフロアスイッチへの電源供給・通信が継続して実施でき、高い信頼性、業務継続性が要求される業務に安心してご利用いただけます。
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製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
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「SR-S224PS1」 | 26万円 | 4月19日 |
「SR-S208PD1」 | 9万8千円 | 6月30日 |
今後2年間で、26,000台(SR-Sシリーズ全体)
「SR-S224PS1」は1ポートにつき最大15.4ワットの電力を、24ポートの10BASE-T・100BASE -TX兼用ポートから同時に供給することが可能です。また、「SR-S208PD1」は受電スイッチとしては業界で初めて、認証機能を有し2つの電力受電ポートを実装します。LANケーブルを2本接続することで、電力供給とデータ伝送の二重化ができ、障害に強いシステムを構築できます。
IEEE802.1X認証(注2)、およびWEB認証(注3)などによる認証機能をサポートしており、企業内システムへの不正アクセスを防止できます。さらに、SR-S配下の端末間の通信を遮断し、不正に他の端末のデータを受信することを防止可能なポート間アクセス制御機能を組み合わせることで、より強固で安全なネットワークを構築できます。
L2スイッチネットワークでのケーブル誤接続によるデータループに起因したネットワークダウンを防止するループ検出・防止機能、装置・経路の冗長化を実現するSTP(注4)、RSTP(注5)、MSTP(注6)などの豊富な機能をご利用いただくことで、信頼性の高いシステムを構築できます。
本製品は昨年12月に発表した「オフィス・イノベーションモデル」を構成するプロダクトとして追加し、さまざまな利用シーンにおける活用方法を検証済みの構成にてご提案させていただきます。
今後も、さまざまなお客様の利用シーンに合せて、最新のIT技術を駆使して情報・通信の融合を進め業務改革を実現するモデルパターンを業種・業態別に作り、お客様のワークスタイル変革に貢献してまいります。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
電話:03-6424-6263(直通)
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