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PRESS RELEASE

2006-0036
2006年3月8日
富士通株式会社

UHF帯RFIDタグで電子媒体の管理業務システムを構築

~みずほ信託銀行株式会社様の情報セキュリティ対策強化を支援~

当社は、みずほ信託銀行株式会社(取締役社長:池田輝彦、本店:東京都中央区、以下、みずほ信託銀行)様の証券代行業務において、UHF帯RFIDタグ(952から954MHz帯域に対応)で電子媒体を管理するシステムを構築します。本システムは、2006年6月より本格稼働します。

同業務では、業務情報が格納された電子媒体(マイクロフィルムまたはCD-ROM)を使用しています。本システムは、管理情報を登録したUHF帯RFIDタグをマイクロフィルムのリールやCD-ROMに直接貼り付け、保管場所に収納します。収納した電子媒体から、リーダ・ライタを用いて管理情報を読み取ることにより、電子媒体のロケーション管理を正確、かつ容易に行います。

みずほ信託銀行様では、これまでさまざまな情報管理の施策を実施されてきました。行内で扱う業務情報の管理をさらに徹底させるため、事務サービス部において、2005年6月より、当社が構築した、RFIDタグを使用した電子媒体管理業務システムの稼働を開始されています。事務サービス部のシステムでは、業務情報が格納されたCD-ROMのケースに、管理番号、管理部署などの管理情報を登録したRFIDタグ(2.45GHz帯域に対応)を貼り付け、保管場所に収納します。収納した電子媒体から、リーダ・ライタを用いて管理情報を読み取ることにより、電子媒体のロケーション管理を正確、かつ容易に行っています。

このたび証券代行業務において構築するシステムでは、UHF帯RFIDタグを使用することにより、長距離での読取性能を向上させています。これにより、保管場所の出入口に持出し監視ゲートを設置することで、不正持出しを検知した場合にパトランプを点灯させ、警告できます。また、小型化されたUHF帯RFIDタグを使用することで、マイクロフィルムのリールやCD-ROMに直接貼り付けることができるため、電子媒体そのものを確実に管理できます。これにより、当社はみずほ信託銀行様における情報セキュリティ対策の強化を支援します。


証券代行業務に導入した電子媒体管理業務システムの全体運用イメージ

証券代行業務に導入した電子媒体管理業務システムの特長

本システムはUHF帯域(952から954MHz)に対応するRFIDタグ、リーダ・ライタを使用しています。UHF帯RFIDタグ、リーダ・ライタは、当社および富士通フロンテック株式会社(代表取締役社長:宮澤達士、本社:東京都稲城市、以下、富士通フロンテック)が開発・製造し、2006年1月の総務省令改正により導入が義務づけられた共用化技術(RFIDシステム間の電波干渉を防ぐ技術)に対応しています。

  1. 持出し監視ゲートの設置

    13.56MHzや2.45GHzの周波数よりも長距離での読取性能に優れたUHF帯RFIDタグを使用することで、保管場所の出入口に持出し監視ゲートを設置し、不正持出しを検知した場合にパトランプを点灯させ、警告できます。これにより、厳重なセキュリティ対策を行います。

  2. 電子媒体へ、UHF帯RFIDタグを直接貼付け

    小型化されたUHF帯RFIDタグを使用することで、マイクロフィルムのリールやCD-ROMに直接貼り付けることができるため、電子媒体そのものを確実に管理できます。なお、CD-ROMに貼り付けるUHF帯RFIDタグは富士通フロンテックが開発し、同社として初めての実用となります。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上

本件に関するお問い合わせ

お客様お問い合わせ先

[システムについて]
みずほ事業本部 第二営業部
電話:03-6252-2435(直通)

[RFIDタグについて]
ユビキタスシステム事業本部 ビジネス推進統括部 ユビキタスビジネス推進部
電話:03-6252-2662 (直通)
E-mail: retail@fujitsu.com


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