PRESS RELEASE (環境)
2006-0047
2006年3月30日
富士通株式会社
~地球規模の環境マネジメントシステムを構築し、ガバナンスを強化~
当社は、環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001(注1)において、当社および国内連結子会社を対象とした統合認証(2005年3月16日取得)を、海外連結子会社まで拡大し、グローバル統合認証を3月23日付で取得しました。
本システムは、国内外で異なる2つの認証機関による審査を経て認証され、当社と国内連結子会社90社、および製造系を中心とした海外連結子会社11社の、合計102社、約11万7,000人(一部、関連会社従業員を含む)を活動組織としています。
国内外に広がるサプライチェーンに即した環境マネジメントシステムを構築したことにより、当社は企業グループとしてのガバナンスのいっそうの強化を実現し、より効率的で実効性の高い環境活動の推進が可能となります。
近年、欧州を始め、世界各地域において、製品に関する環境規制が強化されています。当社は、このような動きに対応していくために、企業グループ内で一本化された環境活動が重要であると認識し、「第4期富士通グループ環境行動計画(注2)」の目標の1つとして「環境マネジメントシステムに基づく環境経営の枠組みを、2005年度末までにグループ全社で確立する」ことを掲げ、達成に向けて取り組んできました。
当社はこのたび、2005年3月に取得した、当社および国内連結子会社を対象とするISO14001の統合認証を、海外連結子会社まで拡大しました。当社(98拠点)と国内連結子会社90社(503拠点)、および製造系を中心とする海外連結子会社11社(22拠点)の合計102社(623拠点)、約11万7,000人(一部、関連会社従業員を含む)を活動組織とする環境マネジメントシステムを構築し、ISO14001グローバル統合認証を取得しました。
活動組織内の各拠点は、国内は「株式会社日本環境認証機構(JACO)(注3)」、海外は「デット ノルスケ ベリタス エーエス(DNV)(注4)」の、異なる2つの認証機関の審査を受けており、2006年3月23日付で認証(認証登録番号:EC98J2005)されました。1つの認証登録番号による認証の取得は、本システムが1つの環境マネジメントシステムとして構築・運用していることを証明するものです。
これにより、国内外に広がるサプライチェーンに即した活動組織内で、環境経営に関わる精緻な情報を体系的に共有することが可能となり、企業グループとしてのガバナンスが強化されるため、地球温暖化防止、指定有害物質の製品への含有排除、海外における製品リサイクルシステムの構築など、より効率的で実効性の高い環境活動の推進が可能となります。
また、今回はグローバル統合認証の対象外とした、環境負荷が比較的少ない非製造系の海外連結子会社34社についても、富士通グループ環境方針から導かれた共通基準に基づき環境マネジメントシステムを構築し、環境活動を推進しています。
当社は本システムを活用し、「第4期富士通グループ環境行動計画」の最終年度である2006年度の活動を強化していくとともに、今後も持続可能な社会の実現を目指します。
本システムを構築したことにより、国内で設計を行い、海外で製造するといったグローバルなサプライチェーンにおいても、環境規制に対応した製品管理が可能となり、法令順守を中心とした環境リスクへの対応が強化されました。
本システムを構築したことにより、「第4期富士通グループ環境行動計画」の達成状況や法令順守状況、外部コミュニケーション(お客様からの要求など)状況など、環境経営に必要不可欠な情報を活動組織内で体系的に収集・伝達することが可能となり、企業グループとしてのガバナンスがいっそう強化されました。
以上
電話:044-754-3413 (直通)
E-mail:ecobox@fujitsu.com
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