PRESS RELEASE
2006-0029
2006年2月20日
富士通株式会社
~分かりやすい気象情報を、迅速・確実に提供~
当社は、国内外の気象観測データ、気象予測など気象情報の集配信を行う、気象庁様の「気象情報伝送処理システム」を構築しました。本システムは2005年10月に稼動しています。
本システムは、気象庁様の情報通信システムとして、国民生活に密着した非常に重要な社会システムで、次の機能を有しています。
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日本は台風や集中豪雨等による洪水や土砂災害が起こりやすい自然条件下にあり、国民生活や経済・産業の高度化、複雑化により気象災害が与える社会的影響が増大しています。このため、関係省庁などからは、災害をもたらす恐れのある気象現象の程度や発生地域、時刻を具体的に、また文章だけでなく図情報など視覚的により分かりやすい情報の迅速・確実な提供が求められています。
分かりやすい情報の迅速・確実な提供を実現するには、気象観測データおよび予測データの高度化とともに、それらのデータを収集、処理、配信するシステムの機能強化が不可欠です。本システムの特長は次の通りです。
1日約20億文字(400字詰め原稿用紙500万枚、新聞約15万ページ)のデータを収集、配信することができ、気象状態のよりきめ細かな解析・予測に貢献します。
UNIXサーバ「PRIMEPOWER」、IAサーバ「PRIMERGY」、ストレージシステム「ETERNUS」などから構成された、標準技術採用のオープンシステムになっており、本システムに接続されている国内外のさまざまな機関のシステム変更や、集配信する情報内容の拡充などに対し、システムの変更、拡張を柔軟に行えます。
24時間連続運用を要求されるシステムであるため、システムを構成するサーバ、ディスク、ネットワーク装置の二重化や、システム内およびシステムと各気象官署を結ぶネットワークの二重化により、万が一のトラブル発生時においても迅速に待機系への切替を行い、業務の中断を防ぎます。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
電話:03-6252-2550(直通)
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