Fujitsu The Possibilities are Infinite

 

2006年2月13日
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
株式会社ルネサス テクノロジ
富士通株式会社
三菱電機株式会社
シャープ株式会社

W-CDMA端末向けプラットフォームを共同開発

‐ベースバンドLSIとアプリケーションプロセッサのワンチップLSIとOS等の基本ソフトウェア群を一体化し、プラットフォーム化‐

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(代表取締役社長:中村 維夫、以下ドコモ)、株式会社ルネサステクノロジ(社長&CEO:伊藤 達、以下ルネサス)、富士通株式会社(代表取締役社長:黒川 博昭、以下富士通)、三菱電機株式会社(執行役社長:野間口 有、以下三菱電機)、シャープ株式会社(代表取締役社長:町田 勝彦、以下シャープ)は、FOMA®を始めとするW-CDMAのグローバルな普及促進と対応端末のコスト低減を目的として、HSDPA(注1)/W-CDMAとGSM/GPRS/EDGEに対応したデュアルモード端末向けLSIとOS等の基本ソフトウェア群を一体化した携帯電話プラットフォーム(注2)を2007年度第2四半期(7月-9月)までに共同開発いたします。

今回共同開発する携帯電話プラットフォームは、ドコモとルネサスが2004年7月よりW-CDMAとGSM/GPRSのデュアルモード端末向けに共同開発を始めた、ベースバンドLSI(注3)とアプリケーションプロセッサ(注4)「SH-Mobile」のワンチップLSIをHSDPA及びEDGE対応に機能拡張したものと、OS・ミドルウェア・ドライバなどの基本ソフトウェア群を一体化しています。

富士通・三菱電機・シャープなどの携帯電話メーカーは、W-CDMA端末の基本システムとなる本プラットフォームを自社端末に実装することで、共通機能の独自開発が不要となるため、開発期間・コストを低減可能であり、端末の差別化・優位化に注力することができます。

また、本プラットフォームは、FOMAのみならず、全世界のW-CDMA市場にルネサスから提供予定であり、本プラットフォームの利用拡大により、更なるコスト低減も期待されます。

携帯電話プラットフォームイメージ図


(注)「FOMA/フォーマ」はドコモの登録商標です。その他記載の製品名、会社名、ブランドはそれぞれの所有者に帰属します。
拡大イメージ

以上

注釈

  注1 HSDPA:
High Speed Downlink Packet Access.3Gの「W-CDMA」のデータ通信を改良・高速化した規格。FOMAの従来方式ではデータ通信速度は384kbpsが上限で、通常の3G規格内での高速化は2Mbpsが限度とされてきましたが、HSDPAの導入により理論的には14Mbpsの高速通信が可能です。なお、本プラットフォームは最大3.6Mbpsの通信をサポートする予定です。
  注2 携帯電話プラットフォーム:
携帯電話に必要なベースバンドLSIなどのハードウェア及びソフトウェアを含んだ携帯電話の基本システムのこと。
  注3 ベースバンドLSI:
携帯電話機の通信機能を処理するLSI。
  注4 アプリケーションプロセッサ:
動画/静止画メール、動画/音楽再生、TV電話などマルチメディア・アプリケーションなどを処理するLSI。

本件に関するお問い合わせ

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ

広報部 [担当:角、内貴]
住所: 〒100-6150 東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワー
電話: 03(5156)1366(ダイヤルイン)

株式会社ルネサス テクノロジ 経営企画統括部

広報・宣伝部[担当:磯崎、田中、上原]
住所: 〒100-6334 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号(丸ビル)
電話: 03(6250)5555(ダイヤルイン)

富士通株式会社

広報IR室 [担当:小池]
住所: 〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2
電話: 03-6252-2174(ダイヤルイン)

三菱電機株式会社

広報部 [担当:平野]
住所: 〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
電話: 03-3218-2829(ダイヤルイン)

シャープ株式会社

広報室(大阪) [担当:関]
住所: 〒545-8522 大阪市阿倍野区長池町22番22号
電話: (06) 6625-3006(ダイヤルイン)

広報室(東京) [担当:武浪]
住所: 〒162-8408 東京都新宿区市谷八幡町8番地
電話: (03) 3260-1870(ダイヤルイン)


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