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THE POSSIBIliTIES ARE INFINITE
Japan
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[ PRESS RELEASE ]
2005-0176
2005年11月29日
富士通株式会社
富士通関西中部ネットテック株式会社
株式会社富士通研究所
迅速かつシームレスなコミュニケーションを実現

企業内統合コラボレーションソフトウェア「CollabetDS」提供開始

〜サーバレスで「IP電話」「TV会議」「ファイル、アプリ共有」が可能に〜

富士通株式会社(以下、富士通)はこのほど、株式会社富士通研究所(注1)および富士通関西中部ネットテック株式会社(注2)との共同開発による統合コラボレーションソフトウェア「CollabetDS(コラベットディーエス)」を発売します。

本製品は、「IP電話」「TV会議」に加え、「ファイル共有」「アプリケーション共有」など、PCを使ったさまざまなコミュニケーション機能を統合したものです。特別なサーバや専用ハードウェアを必要とせずPC同士のみで動作します。

これによりお客様は、電話の感覚で相手の顔を見ながら随時必要な情報を共有した上で、最大4人までの会議や打ち合わせを行うことができ、異なる場所にいても、その物理的な距離に制約されることなく、効率的な業務の遂行が可能となります。

ITの進展に伴い、ブロードバンドインターネットサービス、広域イーサネットサービスなどのネットワークサービスが急速に普及しています。

その中でもブロードバンドネットワークを利用したアプリケーションとして、「IP電話」「TV会議」に代表される新しいコミュニケーションツールが注目されるようになっており、ITを活用した新しいワークスタイルへの期待が高まっています。

一方で、こうした新しいツールについては、導入・運用ができるだけ容易で、さまざまな業務シーンに対応することも求められています。

写真

上記の背景をふまえ、今般3社は、「IP電話」「TV会議」「ファイル、アプリケーション共有」など複数のコミュニケーションツールを統合し、専用サーバやハードウェアを必要とせず動作する本製品を開発し、富士通より販売を開始します。

なお本製品は、当面は企業内のイントラネットを対象としていますが、今後インターネット環境で企業間や家庭での利用が可能となるよう機能拡張を予定しています。

【本製品の特長】

  1. サーバレスにより迅速な導入を実現

    サーバレスで動作するため、システム構築などの作業が不要です。PCにソフトウェアをインストールし、名前などの設定を行うだけですぐに使用できます。

  2. 統合コミュニケーションソフトウェアとして充実したツール群を集約

    本製品は、「IP電話」「TV会議」「ファイル、アプリケーション共有」といった各ツールが個々に保持していた機能を統合したコミュニケーションソフトウェアであり、用途に応じてツールを使い分ける必要はありません。

  3. 業務シーンに応じた各種共有機能

    ファイル共有機能では、ドラッグ&ドロップの簡単な操作により、特定のファイルやフォルダのみを共有することが可能です。またスケッチ機能と組み合わせることによって共有したファイルに補足説明などを書き込むことができます。

    アプリケーション共有機能では、アプリケーションの画面イメージだけを共有するため、ファイルそのものを相手に送る必要はありません。また、送り手と同じアプリケーションがインストールされていない他のPCでも画面共有が可能です。

  4. 導入・運用時の高いコストパフォーマンス

    クライアントソフトウェアのみで動作するので、専用サーバもしくはハードウェアの導入・運用にともなう費用が不要であり、高いコストパフォーマンスを実現します。

【販売価格、および出荷時期】

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
CollabetDS 2万円 即日
CollabetDS 100コピーライセンス付 140万円 即日
別途USBカメラ、ヘッドセットなどが必要となります。
100コピーライセンスを越える場合は、下記までお問い合わせ下さい。

【販売目標】

2007年度末までに累計8万本 (富士通の決算期は3月末日です。)

【提供機能】

  1. IP電話・TV電話・TV会議

    同時に最大4人が、IP電話・TV電話・TV会議を利用できます。なおIP電話の業界標準であるSIP(注3)プロトコルを使用しています。

  2. インスタントメッセージ

    1対1での文字コミュニケーションができます。

  3. ファイル共有

    OSのフォルダ共有機能と異なり、ドラッグ&ドロップにより専用領域に登録したファイルやフォルダのみが共有されます。またファイルサーバと同様に排他制御も行えます。

  4. アプリケーション共有

    ファイル共有と異なり、アプリケーションの画面イメージだけを共有するため、ファイルを相手に送る必要はありません。また、他のPCに同じアプリケーションがインストールされてなくても使えます。さらに、キーボード、マウスの操作権を取得することにより遠隔操作が可能です。

  5. スケッチ

    黒板のように、フリーハンドで互いに書き込みができます。ペンのほか、線や図形、吹き出しや消しゴムといった描画ツールもあり、一度書き込んだ内容を移動したり加工したりすることもできます。

    画像ファイルやPowerPointファイルを背景にすることができ、画像ファイルを共有して補足説明などを書き込むこともできます。

  6. 操作同期

    本製品の持つファイル共有やスケッチ共有の操作をそれぞれのPC間で同期させることができます。

    この機能を使うと画面のスクロールやページの切替えを始め、一方が操作した通りに他者の画面も動作し、コラボレーションを円滑に行うことができます。

  7. 機能連携

    「アプリケーション共有」で共有中の画面にスケッチをしたり、「ファイル共有」で共有しているファイルをスケッチの背景に追加したり、スケッチで書き込んだ内容をファイルに変換してファイル共有で配布したりといった機能間の連携が可能です。

  8. 充実したカスタマイズ機能(予定)

    次期バーションにて、本製品のコミュニケーション機能を外部アプリケーションから制御できるAPI(注4)を提供します。このAPIを使用することでお客様の業務に対応した独自アプリケーションを開発することが可能になります。

【動作環境】

OSWindows®XP Professional、 Windows®XP Home Edition
ハードウェアFMVなどのAT互換機
CPUインテル®Pentium®4(2GHz以上推奨)
メインメモリ512MB以上推奨
ハードディスク50MB以上(インストール時に必要な容量)
ディスプレイ1024x768ピクセル、24bitカラー以上
ネットワークI/F10Mbps以上
USBカメラ画像通信を行う際にのみ必要
ヘッドセットなど音声通話を行う際にのみ必要

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)株式会社富士通研究所:
社長 村野和雄、本社 神奈川県川崎市。
(注2)富士通関西中部ネットテック株式会社:
社長 小西勝義、本社 大阪府大阪市。
(注3)SIP:
インターネットに関連する技術の標準化団体IETFで標準化された、IPネットワーク上でマルチメディアセッションを確立・変更・終了するための、アプリケーション層の発着信(シグナリング)プロトコル。
(注4)API(Application Program Interface):
アプリケーションからデバイスドライバなどを制御しやすくする関数群。

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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