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[ PRESS RELEASE ]
2005年11月2日
富士通株式会社
S3 Graphics Co., Ltd.

富士通がS3 Graphicsより最先端3Dグラフィックスプロセッサを製造受託

〜富士通の90nmテクノロジーで、高速・低消費電力を実現〜

富士通株式会社(本社:東京都港区 以下、富士通)とグラフィックスメーカーS3 Graphics Co., Ltd(本社:米国カリフォルニア州 以下、S3 Graphics)は、富士通が、S3 Graphicsの新しい高性能グラフィックスプロセッサを製造受託することで合意しました。富士通の90ナノメートル(以下、nm)テクノロジーを用いて製造することで、業界最高レベルの低消費電力で高速なグラフィックスプロセッサが可能になります。

富士通が製造受託する製品は、S3 Graphicsの最先端3Dグラフィックスプロセッサの「Chrome」ファミリーです。富士通の先端90nmテクノロジーを用いて製造することで、標準的な90nmテクノロジーに比べ同一条件下で、消費電力を25パーセント(以下、%)削減し、処理速度を25%高速にすることができます。また、主なベンチマークテストでは、S3 Graphicsの従来製品に比べて、性能が75%向上しています。これにより、より高精細な「Hi-DefTM」(注1)動画機能や、より鮮やかな3Dグラフィックを実現します。

富士通は2005年4月に稼動を開始している300mmウェーハを持つ三重工場(三重県桑名市)にて最先端CMOSテクノロジー製品を製造しており、お客様との最先端半導体製造受託事業を強化、拡大しています。S3 Graphicsの「Chrome」ファミリーも富士通の先端90nmテクノロジーを使って、三重工場で受託製造されます。

今後、富士通のテクノロジーロードマップを両社で共有し、S3 Graphicsは90nmテクノロジー以降の製品も富士通への製造委託を予定しています。

【各社のコメント】

  • 小野 敏彦(富士通株式会社 取締役専務 電子デバイスビジネス担当)

    「S3 Graphicsに当社の90nmテクノロジー、総合サービスを認めていただき、大変うれしく思います。今回の合意は、当社の製造受託事業にとって素晴らしい出来事であり、今後もS3 Graphicsと強い協力関係を築いてまいりたいと思います。」

  • ケン ウェン(Ken Weng,General Manager and Vice President,S3 Graphics Co., Ltd.)

    「富士通の実績ある90nmテクノロジーによって、当社製品の中で最も高速で、最も低消費電力な製品を作ることができました。富士通の優れた高技術のみならず、高品質なトータルサービスに大変満足しています。今後も、富士通のテクノロジーロードマップを共有し、魅力的で競争力のあるグラフィックス製品をタイムリーに供給してまいります。」

【S3 Graphics Co., Ltd.について】

S3 Graphicsは台湾の大手PCチップセット設計、開発会社VIA Technologies, Inc.の子会社で、パソコンの3Dグラフィック市場におけるリーディングカンパニーです。低消費電力で高性能なグラフィックスカードや、VIA Technologies, Inc.と連携してパソコン向け統合チップセットなどを提供しています。
本社:米国カリフォルニア州フリーモント
General Manager and Vice President: Dr. Ken Weng
ウェブサイト:http://www.s3graphics.com/

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)Hi-DefTM
S3 Graphicsの技術ブランドの登録商標。高精細なグラフィックスを実現する技術で、2世代前の製品から採用しており、「Chrome」ファミリーでも採用される。これらの製品はHDTV(高精細テレビ)対応となっており、名前の通り、高精細な動画や画像処理が可能である。

関連ホームページ

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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