[ PRESS RELEASE ](ソフト・サービス) |
2005-0161
2005年10月17日
富士通株式会社 |
「ストレージ-LCM」の提供開始
〜従量課金の「お客様サイト設置型」の追加など、ストレージサービスの新体系を確立〜
|
|
当社は、ストレージアウトソーシングサービスに、従量課金の「お客様サイト設置型」を追加するなど、新たに「ストレージ-LCM(ライフサイクルマネジメント)」として体系化し、このほど提供を開始します。
これによりお客様は業務環境・用途を考慮した最適なサービス形態が選べるとともに、ディスク使用量に応じた課金も可能となるため、無駄のない効率的な投資が可能になります。
また、ライフサイクル全般にわたるワンストップの運用サービス提供により、お客様のメンテナンス負荷を軽減するとともに、データロストや情報漏洩リスクを低減し、高品質・高信頼のデータ管理を実現することができます。
|
|
|
|
近年、企業・行政機関のお客様が扱うデータ容量は増加の一途をたどっており、将来の増加を見込んだストレージシステムの設計ならびに投資の効率化が課題となっています。また、蓄積データの戦略的活用が重要視される一方で、個人情報や機密情報の確実な運用・管理が必要不可欠なものとなっています。
こうした状況をふまえ、当社は、ストレージシステムのライフサイクル全般にわたり高品質・高信頼のデータ管理を実現し、従量課金・固定課金、お客様サイト設置・データセンター設置を選択できるストレージアウトソーシングサービス「ストレージ-LCM」を提供します。
これは、お客様の事業所にストレージシステムを置く「お客様サイト設置型」の追加によるサービス・ラインナップ完成に伴い、新たに体系化したものです。
|
|
本サービスにより、お客様は業務環境・用途に応じ、保存容量や保存期間、レスポンスタイムなどさまざまな要素を考慮しながら、最適な形態が選べるとともに、ディスク使用量に応じた課金も可能となるため、無駄のない効率的な投資が可能になります。
また、当社が、ライフサイクル全般にわたるワンストップの運用サービスを提供することで、お客様のメンテナンス負荷を軽減するとともに、データロストや情報漏洩リスクを低減し、高品質・高信頼のデータ管理を実現することができます。
【販売価格、および提供開始時期】
商品名 |
販売価格 |
提供開始時期 |
ストレージ‐LCM |
個別見積 |
10月17日 |
【販売目標】
今後3年間で導入企業100社、受注額100億円を目標とします。
【「ストレージ-LCM」サービスメニュー概要】
フェーズ | サービスメニュー |
調査・設計 | サービス仕様設計、運用設計、ストレージシステム設計、サービスインフラ設計、個別システム設計(Op)、移行設計(Op)、現状分析(Op) |
構築 | 機器調達・配送、工事・現調、ストレージシステム構築、サービスインフラ構築、個別システム構築(Op) |
移行 | データ移行(Op) |
運用 | サービス管理、リソース管理、トラブル対応、ストレージシステム提供、サービスインフラ提供、稼動監視、ファシリティ提供(Op)、ヘルプデスク(Op)、個別システム提供(課金情報管理、ウイルス検知、電子署名、データ検索、アクセス制御、アクセスログ収集など)(Op) |
増設・撤去 | 機器増設・撤去(Op)、データ廃棄・証明書発行(Op)、産業廃棄物処理(Op) |
【本サービスの特長】
ディスク使用量に応じた従量課金を実現
固定課金に加えて、ディスク使用量に応じたサービス費用をお支払いいただく従量課金メニューを準備しており、基本料と変動料の組み合わせにより、ピーク時を見込んだ最大投資の回避と、使用量に応じた効率的投資を実現することができます。なお、課金情報は、お客様の利用形態に応じて、ネットワーク経由またはお客様先で取得します。
[従量課金メニュー例]
固定基本料金(基本料)と超過変動料金(変動料)を事前に設定。変動量は1時間ごとに計測した超過分に、合意単価を積算することにより決定します。
お客様の業務環境・用途に応じ、最適な利用形態を選択可能
ストレージシステム環境は、プライマリー・ニアライン(注3)・災害バックアップなどの用途に応じ、当社データセンター設置型とお客様サイト設置型の両形態から最適な設置構成を選択できます。お客様の業務環境・用途に応じ、保存容量や保存期間、レスポンスタイムなどさまざまな要素を考慮しながら、最適な形態が選べるとともに、高品質なデータ管理をコストミニマムに実現することが可能となります。
幅広い高付加価値サービスをワンストップで提供
ハードウェア・ソフトウェアの提供から、運用・保守、データ移行、ディスク内データ管理まで、ストレージシステムのライフサイクル全般にわたるサービスを、データ暗号化・アクセス制御・バックアップ運用・データ消去などの付加価値サービスとあわせてワンストップで提供します。これらプラットフォームとサービスが連動した幅広いメニューにより、導入ならびに運用負荷を大幅に軽減するとともに、最新技術動向を踏まえたキャパシティプランニング、情報漏洩リスク低減が可能となります。
最先端・高信頼のIT基盤「TRIOLE」をベースに、高度なILM( 注4)を実現
本サービスには、数多くの導入実績を持つ当社のストレージシステム「ETERNUS」、システム最適化機能を有する統合管理ソフトウェア「Systemwalker」、富士通研究所と共同開発した高信頼ストレージ自律制御技術など、当社IT基盤「TRIOLE」を構成する最先端のプロダクト技術を活用しています。さらに、SAN・NAS・テープライブラリー・アーカイブストレージなど、データの重要度に合わせて最適なストレージで保存するILMの観点により最適なプラットフォームを選定していただくことが可能です。
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- (注1)オンデマンドストレージサービス:
- 2003年12月提供開始。当社データセンター内にストレージシステムを準備し、その中にお客様が利用される領域を割り当て、運用とあわせてワンストップで提供するサービス。
- (注2)オーガニックストレージサービス:
- 2005年7月提供開始。オーガニックストレージ技術を活用したデータセンター設置型ストレージアウトソーシングサービス。オーガニックストレージ技術とは、最小構成要素となるディスクノード(自律制御ソフトウェアを付加したディスク装置)を汎用ギガイーサスイッチで接続、お客様の業務データを各ノードに分散保管する技術。自律的にノード結合させることで、装置自身が新陳代謝を行う巨大な仮想ディスクを作り出し、ディスク障害時の自己修復、容量不足時の容易なディスク拡張を実現。
- (注3)ニアライン:
- データ復旧時などの必要なときのみにアクセスするバックアップストレージと、常にオンラインでアクセスがあるプライマリーストレージの中間に位置付けられるストレージ。アクセス頻度は低いものの、比較的高速のアクセスが求められる。
- (注4)ILM(Information Lifecycle Management):
- データの価値は時間の経過などによって重要度が変化し、その重要度に合わせて最適なストレージで保存するという考え方。
関連リンク
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
|