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[ PRESS RELEASE ]
2005年9月30日
学校法人浦和ルーテル学院小・中・高等学校
富士通株式会社

浦和ルーテル学院がICタグとメールで児童・生徒の安全対策を実施

〜富士通のiDCを活用し、学校のシステム運用における負担を軽減〜

浦和ルーテル学院(所在地:埼玉県さいたま市浦和区、校長:藤倉二三男)は、児童・生徒の安全対策の一環として、2005年4月より、連絡事項をメールで一斉送信する「連絡メール(注1)」と、ICタグ(注2)とメールで児童の登下校時刻をリアルタイムに把握できる「登下校確認システム(注3)」を導入し運用しています。

なお、これらのシステムは、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒川博昭、以下、富士通)のインターネットデータセンター(以下、iDC)を活用し、システム運用の負担を抑えています。

【システム導入の背景と目的について】

浦和ルーテル学院は、緊急の際には、名簿を活用し、電話による連絡を行っていましたが、2005年4月からの個人情報保護法の本格施行に合わせ、児童・生徒の氏名や住所を記載した名簿の配布を廃止しました。そこで、電話連絡に代わる手段として、メールの一斉同報機能を活用した「連絡メール」を小学校、中学校、高等学校のすべての保護者を対象に導入しています。

また、浦和ルーテル学院では、電車を利用して通学する児童が多く、保護者にとっては無事に登校したか、また、定時に帰宅するのか、気になります。時々保護者からの子供の登下校についての問い合わせがありました。児童の登下校の確認は担任が一人一人見届けて確認していますが、児童の登下校の状況をより正確かつ迅速に把握するとともに保護者にも知らせるため、ICタグとメールを活用した「登下校確認システム」を小学校の児童全員を対象に導入しました。

【導入システムの内容】

  1. 「連絡メール」
    (1)システムの特長

    メールにて学校から保護者への連絡を一斉に同報し、正確かつ迅速に情報の伝達を行うことができます。また、保護者からの返信メッセージ確認が可能な「双方向型」です。天候や電車の不通による緊急時の連絡等に活用できます。また、保護者参加型行事の案内、その出席確認も行えます。

    • 保護者からの返信状況をWEBにて即時に一覧表示し、確認することができます。
    • 未返信の保護者に対し、再度確認メールを自動送信することができます。
    • 全学年への一斉配信のほか、学年、クラス、部活動等の単位で配信でき、用途に応じたグルーピングができます。
    (2)効果

    電話による連絡の際に起こりがちな伝言内容が変わってしまうような問題がなくなり、正確かつ確実に情報伝達を行うことができるようになりました。また、留守で電話がつながらない家庭へ何度もかけ直す手間もなくなりました。

  2. 「登下校確認システム」
    (1)システムの特長

    ICタグを活用し、教職員、保護者が児童の登下校時刻の把握を正確に行うことができます。

    ランドセルにICタグをつけた児童が所定の場所を通過すると、取り付けられたアンテナがICタグから発信された電波を受信します。登下校時刻はWEBにて一覧表示できます。また、児童が登下校したタイミングでその時刻が保護者へメールが送信されます。

    • 登下校の際にICタグをリーダに読ませる必要がなく、ランドセルにいれたままで認識でき、複数のICタグを同時に認識できるため、集団で一斉に登下校した際にも全ての児童を同時に認識できます。
    • ICタグには氏名などの個人情報は含まれていません。
    (2)効果
    登下校に関する保護者からの問い合わせがほとんどなくなりました。登下校の時刻がメールで知らされることで、保護者自身で登校の確認や帰宅時刻を予想することができます。
  3. 両システムに共通する特長

    「連絡メール」「登下校確認システム」ともに、安全対策基準をクリアしており、また災害の影響を受けにくい富士通のiDCにて運用・管理を行っています。

    • 災害などからデータを保護することが可能な他、外部からのネットワーク犯罪者(クラッカー)による攻撃に対する防御が行われており、情報が漏洩することはありません。
    • システム管理責任者を新たにおく必要がありません。
    • 独自構築システムに比較すると安価な設備投資であるため、サービスを継続して提供できます。

【今後の取り組み】

浦和ルーテル学院はシステムの機能アップも視野に入れ、引き続き富士通との協議・検討を重ね、児童・生徒の安全をより確かなものにしていきたいと考えています。

富士通は、今後も児童の安全支援をはじめとし、製造や物流、流通など多様な用途に利用できるICタグを活用し、幅広い分野でソリューションを提供してまいります。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)連絡メール:
富士通の安全対策アプリケーションサービスのひとつ「学校連絡網サービス」を利用。
(注2)ICタグ:
記録情報を電波を使って送受信し、物体の識別が行える小型で軽量な無線ICチップ。本システムで使われているアクティブ型RFIDタグは、タグ自身から微弱な電波を発射し、10m程度の離れた受信機で情報を読み取ることが可能。
(注3)登下校確認システム:
富士通の安全対策アプリケーションサービスのひとつ「登下校お知らせサービス」を利用。

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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