株式会社タムラ製作所(代表取締役社長:田村直樹、本社:東京都練馬区、以下、タムラ製作所)は、生産、販売を一体とし、各製品別原価を踏まえた連結ベ−スの基幹業務システムを2004年1月より日本で稼働開始し、2005年7月までに中国やマレ−シア・シンガポ−ルなど海外主要生産・販売拠点を含む計11拠点において稼働させました。
これまでは、タムラ製作所においては、各国が独立したシステムを採用しておりましたが、本システムの導入により、製品毎の原価や利益、前日までの受注や売上実績等が連結ベ−スで一元的に把握可能となり、スピ−ディな連結経営管理を実現致します。また、部品の標準化や手配方式の改善により、調達コスト年5%(年間約20億円)の削減が期待されます。
本システム(以下、MAPS:Management,Accounting,Production,Sales system for Tamura Gの略)の導入の背景には、顧客ニ−ズの多様化や経営のグローバル化による価格競争激化など、経営環境の変化への迅速な対応が必要となったことが挙げられます。これらに対応すべく従来とは異なる「非連続な発想」で、バランス・スコアカード経営手法を導入し業務プロセス革新を図ると共に、グローバルな連結経営をスピーディに行うためのツ−ルとして、MAPSをトップダウン遂行により世界的に導入致しました。
タムラ製作所は、今後も一層、真のオンリ−ワン・カンパニ−の実現に向け邁進してまいります。
なお、MAPSの構築は、タムラ製作所と富士通株式会社(代表取締役社長:黒川博昭、本社:東京都港区、以下、富士通)および株式会社富士通システムソリューションズ(代表取締役社長:秦聖五、本社:東京都文京区)が富士通製のERPパッケ−ジ「glovia.com*1(グロービアドットコム)」をベ−スに、共同で開発しました。
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