[ PRESS RELEASE ](ソフト・サービス) |
2005-0143
2005年9月14日
富士通株式会社 |
PDMソフトウェア「PLEMIA」にエレキデータ管理機能を追加
〜国内初、メカデータ・エレキデータの統合管理を実現〜
現在、電機・精密業界におけるほとんどの製品には、ベアリング、ネジを始めとするメカ部品のみならず、IC、コンデンサーなどのエレキ部品が使われており、その数は多いものでは数千点を超えます。一方、これまでエレキ部品の管理については、市販のPDM製品は、主にメカ部品を対象としていることからそのままでの適用は困難であり、可能な範囲で部分流用しカスタマイズするか、もしくはお客様ごとに多大な工数をかけて一から作り込みを行うなどの対応を行ってきた経緯があります。
さらに近年、競争優位確保のため、いっそうのリードタイム短縮が求められており、短期間での設計変更や部品流用も増えています。設計現場では作業効率の向上を図るため、メカ、エレキ部品の変更履歴や部品表の統合管理のニーズが高まっています。
上記を踏まえ、当社は、PDMソフトウェア「PLEMIA」に、エレキCADデータ管理を可能とする「PLEMIA エレキCAD連携オプション」、ならびにエレキ部品表をサポートする「PLEMIA エレキBOMオプション」を追加します。これらは、当社の長年に渡るメカ系、エレキ系双方のCAD製品開発、およびこれまでのエレキ部品管理システムの受託開発を通じて蓄積した技術・ノウハウを活用して製品化したものです。
これにより、メカデータ、エレキデータの統合管理ができるようになることで、設計部門では作業効率が向上し、短期間での製品市場投入に貢献します。システム管理部門では、エレキ部品管理のための特別なシステムの開発・メンテナンスが不要となり、コスト低減が可能になります。
【本製品の特長】
システム一元化によるTCOの削減
メカデータ、エレキデータを統合管理できるため、TCOが、最大約3割削減できます。
メカ系、エレキ系の操作GUIを統一
「PLEMIA」の操作体系を踏襲することで、エレキデータ管理の操作GUIがメカ系と同一になり、利用者の生産性が向上します。
エレキ部品管理に必要な豊富な機能
利用者、所属グループ別のアクセス権設定によるセキュリティ機能や変更履歴管理などの基本管理機能の搭載に加え、部品表、回路図、基板図間での三点照合が密に出来ることにより、設計見直しに伴う部品活用の変更を的確に行えます。
【販売価格、および出荷時期】
製品名 |
販売価格(税別) |
出荷時期 |
PLEMIA エレキCAD連携オプション |
300万円 |
9月20日 |
PLEMIA エレキBOMオプション |
300万円 |
販売価格は、PLEMIA本体価格(250万円より)を除きます。
【販売目標】
「PLEMIA」のエレキ系製品全体で、今後3年間で200セット
【動作環境】
DBサーバ | OS:Microsoft® Windows® Server 2003 、
SolarisTM Operating System、
MIRACLE LINUX V3.0
|
DB:Oracle® 9.2i、Oracle® 10g |
CPU:Intel® Pentium4® 3.0GHz以上 |
メモリ:2GB以上(推奨) |
クライアント | OS:Microsoft® Windows® 2000Professional 、
Microsoft® WindowsXP® Professional
|
CPU:Intel® PentiumIII® 600MHz以上 |
メモリ:512MB以上(推奨) |
DBクライアント:Oracle Net 9.2 |
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- (注1)PDM(Product Data Management):
- 製品情報管理。製品の開発時に必要となる情報を一元管理して、開発期間の短縮を図る管理手法。
関連リンク
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