[ PRESS RELEASE ](電子デバイス) |
2005-0138
2005年8月30日
富士通株式会社 |
高性能8ビットマイクロコントローラー3品種を新発売
〜ラインナップを拡充し、多くの家電製品に向けた幅広いニーズに対応〜
近年、HDDレコーダなどのAV機器、電子レンジや冷蔵庫などの白物家電、あるいはヘルスメーターなどの健康用電子機器など、多くの家電製品がデジタル化され、これに伴い8ビットマイクロコントローラーの用途が増えています。また海外においても、アジアをはじめ同様のニーズが高まっています。
当社の8ビットマイクロコントローラー「F2MC-8FXファミリー」は、2004年3月に64ピンパッケージ品、48ピンパッケージ品を発売して以来、デジタルAV機器や白物家電など多くの製品で利用されています。
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このたび、市場からの幅広い要求にこたえるため、「F2MC-8FXファミリー」に新たに28ピンパッケージ製品「MB95F136H」、100ピンパッケージ製品「MB95F128H」を追加します。また、既存の48ピンパッケージ製品に電源電圧5ボルトに対応した「MB95F118H」を追加します。
28ピンパッケージ製品の「MB95F136H」は既存製品からさらに機能を厳選し、主に白物家電などのサブマイコン用に適した製品となっています。一方100ピンパッケージ製品の「MB95F128H」はLCDコントローラーをはじめ、既存製品から各種機能を複数チャネル盛り込んでおり、表示機能のある機器のメインマイコン用に適した製品となっています。
開発環境としては、「F2MC-8FXファミリー」共通の評価用ボードおよびツールがすでに提供可能となっており、一つの評価環境で「F2MC-8FXファミリー」全製品の開発をすることが可能です。
今後も製品ラインナップを順次追加し、お客様へ使い勝手の良い8ビットマイクロコントローラーを提供していきます。
【サンプル価格、および出荷時期】
製品名 |
サンプル価格(税込) |
出荷時期 |
「MB95F136H」 |
500円 |
2005年8月末 |
「MB95F128H」 |
800円 |
2005年8月末 |
「MB95F118H」 |
600円 |
2005年8月末 |
【販売目標】
【本製品の特長】
デュアルオペレーションフラッシュメモリを搭載(「MB95F128H」)
100ピンパッケージ製品の「MB95F128H」には、当社独自のデュアルオペレーションフラッシュメモリを搭載しています。本メモリは、2つの領域を持っており、一方をプログラム領域、もう一方をEEPROMの代替となるデータ領域として使用することが可能です。これにより、部品点数の削減、実装面積の縮小を可能にします。
評価環境の共通化
「F2MC-8FXファミリー」では、共通の評価用ボード「MB2146-301」(3ボルト製品開発用)、「MB2146-303」(5ボルト製品開発用)、およびツール「MB2146-09」(3ボルト、5ボルト製品共通)が提供されています。一つの評価環境でソフトウェアを開発することができるため、システム開発途中で採用製品が変更になった場合でも、新たに評価環境を入手する必要がありません。また、開発したソフトウェアを他製品にも流用することが可能なため、工数削減に貢献します。
電源電圧のワイドレンジ対応
今回発表の3製品は電源電圧が5ボルト単一電源品でありながら、3ボルト電源での使用も可能なワイドレンジ対応です。幅広い電源電圧の変化に対応できるため、たとえば組み込み機器の一時的な低電圧時にも動作可能な仕様となっています。
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
【添付資料】
以上
注釈
- (注1)「F2MC-8FX」ファミリー:
- 低消費電力、高速処理を特長とする当社の8ビットマイクロコントローラー。2004年3月に販売を開始。
関連リンク
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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