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[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム)
2005-0132
2005年8月22日
富士通株式会社

160ギガバイトのシリアルATA対応2.5型磁気ディスク装置新発売

〜世界で初めて販売開始、TV録画機能付きモバイルパソコンをより快適に〜

当社は、シリアルATAインターフェース(注1)に対応した160ギガバイト(以下、GB)の2.5型磁気ディスク装置「MHV2160BT」を開発し、9月末より世界で初めて販売を開始します。本製品は、2.5型磁気ディスク装置としては世界最大容量となり、主に多機能モバイルパソコン市場に向けたグローバルプロダクトです。

当社は、2005年2月にモバイルパソコン向け2.5型磁気ディスク装置で世界初となる120GBの製品をすでに発表しています。今回、さらなる大容量化へのニーズに対応し、160GBの「MHV2160BT」を開発しました。これにより、TV録画機能付きモバイルパソコンにおける長時間録画や、より大容量の小型HDDレコーダなどのデジタル家電製品の開発を可能にします。

本製品でも利用しているシリアルATAインターフェースは、パラレルATAインターフェース(注2)に比べ転送速度が速く、モバイルパソコン向け磁気ディスク装置市場において、今後大きな成長が見込まれています。当社は、本インターフェース技術を他社に先駆けて開発し、製品に適用してきました。


「MHV2160BT」

本製品は、読み出し・書き込み時の消費電力を世界最高水準である1.6ワット(以下、W)におさえ、モバイルパソコンのバッテリー動作の長時間化を可能にします。また、動作音もアイドル時2.3ベルズ(注3)と静粛性に優れた製品となっています。

また、本製品はRoHS指令(注4)に準拠しています。

【販売価格、および出荷時期】

製品名 販売価格 出荷時期
MHV2160BT 別途見積り 2005年9月末より

【販売目標】

2006年度で「MHV2160BT」合計50万台 (当社の決算期は3月末日です。)

【当社ポジショニング】

当社は、エンタープライズ向け3.5型磁気ディスク装置およびモバイルパソコン向け2.5型磁気ディスク装置のいずれにおいても、ワールドワイドで業界2位のシェアとなっています(出典:IDC)。今後も、高品質磁気ディスク装置のサプライヤーとして、高信頼・高性能な製品を提供していきます。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)シリアルATAインターフェース(SATA):
ハードディスクなどの記憶装置とコンピュータを接続する規格(ATA)のひとつ。各デバイスとホスト間の信号線を1対1で接続し、1ビットずつデータを転送する。それにより、干渉やノイズがなく安定した高速転送が可能。さらなる転送速度の高速化にも対応可能。
(注2)パラレルATAインターフェース(PATA):
複数の信号線を使って同時に複数のビットを転送する。信号線のデータ同期をとる必要があることや、信号線間の干渉やノイズのために、転送速度を、さらに高速化するのは難しいといわれている。
(注3)ベルズ(Bels):
1ベルズは10デシベル(dB)。音圧レベルの単位。
(注4)RoHS指令:
“Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment”(電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限指令)の略。2003年2月13日付で公布・施行されたEU指令。加盟国に、電気・電子機器における危険物質の法規定を整備し、環境や人の健康に及ぼす危険を最小化することが求められる。これに基づき、2006年7月1日以降、欧州向けの電気電子機器は、鉛・六価クロム・水銀・カドミウム・PBB・PBDEの含有が規制される。

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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