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[ PRESS RELEASE ](技術)
2005-0103
2005年7月4日
株式会社富士通研究所
富士通株式会社

ルータの経路計算性能を大幅に向上する技術を開発

〜外部サーバで計算を代行〜

株式会社富士通研究所(注1)と富士通株式会社は、世界で初めて、ルータの経路計算(注2)を性能の高い外部のサーバに代行させることで、ルータ単独処理時に比べ処理時間を10分の1程度に短縮する技術を開発しました。本技術は、特にキャリア向けのルータに求められる処理能力を容易に高め、障害からの復旧のいっそうの高速化、ネットワークが提供するサービスの質的向上を可能にします。

本研究の一部は、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の「テラビット級スーパーネットワークの研究開発」の委託契約に基づき実施したものです。

【開発の背景】

インターネットの急速な拡大に伴い、より安定して動作するネットワークへの期待が高まっています。インターネット上でのデータ転送は、データをどこへ中継するかを示す経路情報をルータ同士が交換・処理しあうことにより実現されていますが、ネットワークの規模が大きくなるほど時間がかかるため、ネットワークを不安定にする一つの要因になっていました。

【課題】

ルータは一般に、パソコンやサーバに比べ開発サイクルが長く、必ずしも最新のプロセッサを搭載できません。このため、ネットワークの構成変更や回線障害発生時に実施する経路計算の時間を、CPU性能の向上に合わせ短縮することができませんでした。

【開発した技術】

今回開発したのは、ルータが行う経路計算を外部のパソコンやサーバに代理実行させることを可能とする技術です。外部サーバ上にルータの仮想インターフェースを作ることで、従来ルータ内で行っていた経路計算を外部サーバで実施し、その結果を実際のルータの動作に反映させます。外部サーバを使用することで最新のプロセッサを利用できるため、経路計算処理の大幅短縮が可能となります。

【効果】

今回開発した技術を実際のルータ(注3)を用いて評価した結果、処理時間がルータ単独処理時の10分の1程度に改善できることを確認しました。

【今後】

今回の試作検証はルーティングプロトコルへの適用です。今後、ルータ上で実行される他のプロトコル処理についても同様の検証を行い、ネットワークの利便性を高めるための技術開発を進めていきます。

以上

注釈

(注1)株式会社富士通研究所:
社長 村野和雄、本社 神奈川県川崎市。
(注2)経路計算:
ルータ同士が通信し、経路情報を交換しあい、最適な転送経路を算出する処理。
(注3)ルータ:
富士通株式会社「GeoStream R900シリーズ」

関連リンク

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