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[ PRESS RELEASE ](ソフト・サービス)
2005-0110
2005年7月12日
富士通株式会社

フィールド・イノベーションを加速する
ユビキタスワークスタイル・ソフトウェアパッケージ「USX」販売開始

〜ユビキタス電話機能をベースに、オープンモバイル端末の基幹業務連携を容易に実現〜

当社はこのほど、お客様のフィールド・イノベーションを加速し、現場業務のユビキタス化を実現するためのユビキタスワークスタイル・ソフトウェアパッケージ「USX(ユーエスエックス)」を、本日より販売開始します。

本製品は、当社が開発した高度なプレゼンス管理(注1)機能を基軸に、携帯端末所有者の所在に応じて、無線LAN(インターネット、イントラネット)、内線、外線などから最適な通信手段を自動的に選択するユビキタス電話機能を標準提供するとともに、オプションで「PoC/W (Push to talk over Cellular/Wireless)」(注2)機能をサポートし、複数端末への音声・データの同時配信を実現します。さらに開発ツールキットを利用することで、基幹業務と携帯端末との連携アプリケーションを容易に開発することが可能です。

これにより、外線利用による通信コストを抑制しながら、相手の所在を気にせずにコミュニケーションが可能なユビキタス環境が実現するとともに、「大型プラントの保全作業支援」「外勤保守員の作業支援」「ルートセールスの営業支援」など、お客様の現場業務の革新に貢献する、基幹業務のユビキタス化が可能になります。

近年、多くの企業で、企業競争力向上のため、「スピード経営」「顧客満足度向上」「業務の効率化」が取り組むべき課題として挙げられています。

当社は、その解決の鍵を握るのは現場のIT化であり、企業の「現場」の革新による新しい競争力を提供することが重要と考えます。

今般、当社は上記を踏まえ、お客様のフィールド・イノベーションを加速し、現場業務のユビキタス化を実現するためのユビキタスワークスタイル・ソフトウェアパッケージ「USX」を販売開始します。

本製品は、サーバ・ソフトウェア、クライアント・ソフトウェアより構成され、高度なプレゼンス管理機能をベースに、標準で携帯端末所有者の所在に応じて、無線LAN(インターネット、イントラネット)、内線、外線などから最適な通信手段を自動的に選択するユビキタス電話機能を提供するとともに、オプションで「PoC/W」機能をサポートし、複数端末への音声・データの同時配信を実現します。

さらに開発ツールキットを利用することで、基幹業務と携帯端末との連携アプリケーションを容易に開発することができ、これまで開発が複雑と考えられてきた以下のような現場で有用な業務用ユビキタスアプリケーションを容易に開発することができます。

  • 大型プラントの保全作業支援

    大型プラントの技術員が巡回保全作業を行う際、巡回機器情報の照会、マニュアル参照、現場状況の共有、対応作業指示などを、携帯端末を通じてリアルタイムに行うことで、スピーディーかつ効率的な作業が可能になります。

  • 外勤保守員の作業支援

    保守員の訪問予定確認や緊急スケジュール変更連絡、作業の進捗報告、報告書作成機能を携帯端末に集約することで、本部と密に連携でき、柔軟性が高くかつ効率的な作業が可能になります。

  • ルートセールスの営業支援

    スケジュール確認や在庫・納期の確認、現場での見積作成、発注作業が即時に可能であり、営業活動の効率化・顧客満足度向上に貢献します。

なお本製品は、「富士通フォーラム2005」(会期:7月14日から15日 会場:東京国際フォーラム)に出展予定です。

【販売目標】

3年間で、5,000セット(国内)

海外については、別途、販売予定です。

【販売価格、および出荷時期】

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
USX 600万円から 2005年7月

【本製品の特長】

  1. ユビキタス電話機能を標準提供

    携帯端末所有者の所在に応じて無線LAN(インターネット、イントラネット)、内線、外線の区別なく、自動発着信する機能を標準提供することで、スピーディーで快適なワークスタイルを実現するとともに、外線発呼による通信コストを抑制します。

    またオプションで、「PoC/W」機能をサポートし、複数の携帯端末へ音声、さらには動画像を含むデータの同時配信を実現することで、従来考えられなかった多地点同時コミュニケーションを可能にします。

  2. モバイルアプリケーションを容易に構築

    基幹業務連携用インターフェースを整備するとともに、ソフトウェア開発キットを提供することで、携帯端末用の業務アプリケーションを容易に構築することが可能です。

    またクライアントとしては、当初はWindows®CEを搭載したネットツーコム株式会社(注3)の「WiPCom1000」(注4)が利用可能です。今後は、Linux、SymbianOSに対応したモバイル型端末をサポートする予定であり、オープン環境でのクライアント・アプリケーション構築や既存業務との連携を、引き続き容易に実現します。

  3. モバイルシステムに必須の運用管理機能をあらかじめワンパッケージで提供

    ユーザー・端末管理、遠隔クライアント・ソフト配信、プレゼンス管理、アドレス帳のサーバ同期機能をあらかじめワンパッケージで提供することで、モバイルシステム特有の運用管理負荷を低減しています。

  4. その他
    (1)PIM機能の標準提供

    スケジュール(アクティブ・スケジューラ)、アドレス帳(ディレクトリ・サービス)機能を標準で提供します。

    (2)セキュアな通信を実現

    VPN(仮想専用線)通信により、通信内容を保護します。

注釈

(注1)プレゼンス管理:
人や物の状態を把握することにより、ユーザーがその状態を意識することなく「いつでも」「どこでも」、ユビキタスにさまざまなサービスを利用できる仕組み。
(注2)PoC/W (Push to talk over Cellular/Wireless):
無線IPネットワークを活用して1対n(複数)のトランシーバ機能を実現する機能もしくはサービス。
(注3)ネットツーコム株式会社:
本社所在地:東京都品川区
代表者:代表取締役社長 王 清
資本金:3億4,990万円
主要株主:富士通、ソフトバンクテクノロジー、野村リサーチ・アンド・アドバイザリー。
事業内容:IP-Centrex、VoIP-ゲートウェイ、無線LAN-VoIP端末を主力製品とする製造販売ならびに
これら製品のインテグレーションサービス。富士通のベンチャー制度に基づき設立・運営される。
(注4)WiPCom1000:
無線LAN-VoIPとモバイル公衆網のデュアル通信が可能なインテリジェントモバイル端末

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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