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[ PRESS RELEASE ]
2005年6月9日
富士通株式会社
Fujitsu Microelectronics America, Inc.
Synplicity, Inc.

富士通とシンプリシティ、ストラクチャードASIC用
物理合成ソフトウェアを出荷開始

〜「Amplify® AccelArrayTM Pro」で、設計効率を向上しコストを削減〜

富士通株式会社(本社:東京都港区、以下、富士通)、Fujitsu Microelectronics America, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、以下、FMA)、Synplicity, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、以下、シンプリシティ)の3社は、シンプリシティの物理合成ソフトウェア「Amplify® AccelArrayTM Pro」を共同で開発し、本日より出荷を開始します。

本製品は、富士通のストラクチャードASICである「AccelArray」向けに作られた物理合成ソフトウェアで、お客様にお使いいただいている「AccelArray」のデザインキットに統合されます。この新しいデザインキットを用いることにより、お客様は設計効率が飛躍的に向上し、設計のやり直しが起こりにくいデザインフローを構築できるため、開発費用やリスクを低減することができます。

「AccelArray」は、富士通のASIC設計やシステム設計の技術とIPを活用した革新的なストラクチャードASIC製品で、きわめて短期間で高性能なASICを設計できるソリューションを提供します。画像処理、ストレージや通信のネットワーク処理部、産業分野での各種制御処理など、高速処理が求められるアプリケーションの構築に適しており、低消費電力、高性能、開発コストの大幅な削減などの特長があります。

【各社のコメント】

  • 中西 富士男(富士通株式会社 LSI事業本部 第一システムLSI事業部長代理)
    「富士通は、シンプリシティとのパートナーシップにより『AccelArray』の高い性能を短期間で最大限に引き出す設計環境を構築することができました。富士通は『AccelArray』のお客様に物理合成およびフロアプランツールとして『Amplify AccelArray Pro』を推奨できることを嬉しく思います。」
  • アンドリュー・ヘインズ(Andrew Haines, Vice President of Marketing, Synplicity, Inc.)
    「富士通とのパートナーシップは3年以上にわたり、その間、富士通はシンプリシティのセルベースASIC設計ソフトウェア『Synplify ASIC®』への全面的なサポートを発表しています。本日の発表はお客様の厳しい設計要求に合ったソフトウェア・ソリューションを提供するという我々の共通のゴールを強化するものです。富士通との緊密なパートナーシップにより、高度に自動化され、高精度かつユーザーフレンドリーな物理合成ソリューションを、富士通のストラクチャードASIC『AccelArray』のお客様に提供できます。」

【「Amplify AccelArray Pro」の高性能な機能】

3社で共同開発した「Amplify AccelArray Pro」は、ASICのフロアプランや物理合成を行う設計ソフトウェアです。また、物理合成結果をインタラクティブに解析・修正することができ、設計ルールを満たした適切な配置を生成することができます。

ハンドオフ時にはシンプリシティが特許を取得しているSNAPテクノロジー()が回路トポロジーを設定し、配線経路の予測性を高めます。これにより、「Amplify AccelArray Pro」は最終的なデザインとの整合性がきわめて高い配置を生成します。整合性が高いため、ハンドオフ後のタイミングの収束が早く、お客様と富士通との間で設計のやり直しはほとんど発生しません。

【出荷時期】

「Amplify AccelArray Pro」を適用した「AccelArray」新デザインキットは即日出荷可能です。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注)SNAPテクノロジー:
2004年にシンプリシティが独自に開発したアルゴリズム、Sensitive Net Analysis and Prevention の略。

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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