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[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム)
2005-0070
2005年5月19日
富士通株式会社

IAサーバ「PRIMERGY」ラインナップを強化

〜大容量二次キャッシュメモリを搭載したインテル®EM64T対応のサーバ新発売〜

当社は、IA(Intel® Architecture)サーバ「PRIMERGY(プライマジー)」2WAY(注1)サーバの新製品として、「TX200 S2」、「RX300 S2」、「RX200 S2」の3モデルを開発し、5月19日より販売活動を開始します。

新製品には、最大2メガバイト(以下MB)の大容量二次キャッシュメモリを搭載するインテル®エクステンデッド・メモリ・テクノロジ(以下インテル®EM64T)対応の最新64ビット インテル®XeonTMプロセッサを採用しています。新製品は、64ビットに対応したOSと組み合わせることにより、メモリアドレス空間を64ビットに拡張可能なため、大量データの高速処理が行なえます。また、「メモリ・ミラーリング機能」(注2)によるメモリの二重化や主要なハードウェアコンポーネントの二重化、エラー修正機能により、システム全体の信頼性を向上しています。上記により、新製品は、基幹業務から、中小規模のデータベース、HPC分野まで、大量なデータの高速処理を必要とする幅広い分野でご利用いただけます。

あわせて、ブレードサーバの最上位モデル「BX660」(4WAY)、および性能を強化した高信頼サーバ「TX200FT S2」を開発し、「PRIMERGY」のラインナップを大幅に強化しました。

昨今、企業システムで稼働しているアプリケーションのデータ処理には、大量なデータを高速処理するために、大容量のメモリが必要とされています。このニーズにお応えする、今回発表のタワー型サーバ「TX200 S2」、2U(注3)薄型ラックマウント専用サーバ「RX300 S2」、1U薄型ラックマウント専用サーバ「RX200 S2」は、最大2MBの大容量二次キャッシュメモリを搭載した、64ビット インテル®XeonTMプロセッサを採用しています。最上位モデルでは、同プロセッサの最上位であるクロック周波数3.60EGHzのプロセッサを搭載しています。また、従来の32ビットアプリケーションの実行も可能なため、既存の資産を活かしながら、アプリケーションを64ビット環境へ移行できます。

今後、インテル®EM64T対応のWindows OS、およびLinux OSをあらかじめインストールしたプレインストールタイプを順次提供する予定です。


PRIMERGY RX300 S2

【インテル®EM64T対応の2WAYサーバの特長】

設置環境や用途に合わせて柔軟にシステムを構築いただけるよう、インテル®EM64T対応モデルとして、タワー型サーバ「TX200 S2」、薄さ2Uの筐体ながら拡張性、信頼性の高い薄型ラックマウント専用サーバ「RX300 S2」、および薄さ1Uの省スペースな薄型ラックマウント専用サーバ「RX200 S2」を提供します。

なお、これらのサーバは、2MBの大容量二次キャッシュメモリを搭載した64ビットインテル®XeonTMプロセッサ3.60EGHz、3.20EGHz、3EGHz、または1MBの二次キャッシュメモリを搭載した3DGHzのプロセッサより選択できます。

  1. インテル®最新プロセッサの採用により高速・高性能な環境を提供
    • 最大2MBの大容量二次キャッシュを装備した「64ビット インテル® XeonTM プロセッサ」を搭載し、最大2個までプロセッサを拡張できます。また、最上位のクロック3.60EGHzを採用し、高速処理を実現します。
    • 今回採用のプロセッサは、インテル®EM64Tに対応した「Windows ServerTM 2003 x64 Editions」、「Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T)」(注4)との組み合わせで、メモリアドレス空間を従来の32ビットから64ビットに拡張できます。これにより、大容量なデータのトランザクション処理にかかる時間を削減し、高速かつ高性能な64ビット環境を実現します。
    • 従来の32ビットアプリケーションも実行できる機能を兼ね備えているため、既存の資産を活かしながら、64ビット環境に移行できます。
  2. 高信頼なシステムの実現
    • 「RX300 S2」と「RX200 S2」のメモリにはDDR2 SDRAM(PC2 3200)、「TX200 S2」にはDDR SDRAM(PC 2700)を採用しています。本2WAYサーバの全モデルでChipkillメモリ機能(注5)を備えるとともに、「TX200 S2」ではスペアメモリ機能(注6)、「RX300 S2」ではさらにメモリ・ミラーリング機能をサポートしており、システムの継続運転を支援します。
    • ハードディスクのディスクアレイ構成や、電源、ファンなどの二重化により、万が一これらの部品が故障しても、システムを継続運転します。薄さ1Uの省スペースサーバ「RX200 S2」でも、これらの予備ハードウェアを装備し、信頼性を向上しています。また、「RX300 S2」と「RX200 S2」で、RAID機能を有したSCSIコントローラーを標準搭載しており、ハードディスクのディスクアレイ構成を組むことができます。

【高信頼サーバ「PRIMERGY TX200FT S2」の特長】

  • 「TX200FT S2」は、新製品「TX200 S2」をベースとしています。2台の「TX200 S2」をソフトウェアで1台に仮想化し、ハードウェアを完全に二重化することで、万が一いずれかのサーバでハードウェア障害が発生した場合でも、システムダウンしない高可用性を実現します。
  • プロセッサには、2MBの大容量二次キャッシュメモリを搭載した、64ビットインテル® XeonTM プロセッサ 3.60EGHzまたは3.20EGHzを採用しています。

【ブレード型4WAYサーバ「PRIMERGY BX660」の特長】

  • 「BX660」は、インテル®XeonTM プロセッサMP 3GHzまたは2.20GHzを最大4個まで搭載する、4WAYのブレードサーバで、既存の2WAYサーバ「BX600」の上位機種になります。
  • 高さ7Uのシャーシに最大5枚のサーバブレードを搭載可能です。「BX600」と同じシャーシに対応しており、「BX660」と「BX600」の混在搭載が可能です。フロントエンドからバックエンドにいたるサーバ機能を同一のシャーシに集約でき、省スペースを実現します。
  • 標準で最大毎秒1GbのLANインターフェースを4ポート備え、高速インターフェースをサポートしています。さらに、本LANポートは、オプションで最大8ポートまで拡張でき、最大毎秒2Gbのファイバーチャネルインターフェースを最大4ポート装備できます。

【新2WAYサーバ販売価格および出荷時期】

(注)64ビット インテル® XeonTM プロセッサ 3EGHzを搭載したタイプの最小構成の価格。
製品名(仕様) 希望小売価格(税別) 出荷時期
PRIMERGY TX200 S2 [2WAY EM64T対応サーバ]
(メモリ:512MB、ディスクレスタイプ)
19万5,000円 より 5月20日より
PRIMERGY RX300 S2 [2WAY EM64T対応サーバ]
(メモリ:1GB、ディスクレスタイプ)
34万8,000円 より 5月20日より
PRIMERGY RX200 S2 [2WAY EM64T対応サーバ]
(メモリ:1GB、ディスクレスタイプ)
26万9,000円 より 7月初旬より

【その他のサーバ販売価格および出荷時期】

(注)最小構成タイプの価格。
製品名(仕様) 希望小売価格(税別) 出荷時期
PRIMERGY TX200FT S2[高信頼サーバ]
(64ビット インテル® XeonTM プロセッサ 3.20EGHz、メモリ:1GB、 HDD:73GB x 2 [RAID1]
Windows ServerTM 2003,Enterprise Edition)
175万円 より 6月15日より
PRIMERGY BX660 [4WAY ブレード型サーバ]
(インテル® XeonTM プロセッサ MP 2.20GHz x 2、メモリ:1GB、ディスクレスタイプ)
150万円 より 5月20日より

「PRIMERGY」は、新製品を含め、2005年6月1日から3日に、東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催される「LinuxWorld Expo/Tokyo2005」に出展します。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)WAY:
搭載可能なプロセッサの最大個数。
(注2)メモリ・ミラーリング機能:
同一データを2つのメモリバンクに書き込み、エラー発生時には正常のメモリバンクにアクセス。今回発表製品では、「RX300 S2」のみサポート。
(注3)U (ユニット):
1Uは約4.4cm。
(注4)Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T):
2005年6月下旬以降サポート開始予定。
(注5)Chipkillメモリ機能:
メモリデータバスの連続した最大4ビットの同時エラーを修正。
(注6)スペアメモリ機能:
1つのメモリバンクをスペアバンク領域として確保し、エラー発生時にデータをスペアバンク領域に自動コピーし、エラーの発生したメモリバンクをシステムから切り離す機能。

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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