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[ PRESS RELEASE ]
2005-0072
2005年5月19日
富士通株式会社

IPテレフォニーシステム「CLシリーズ」を新発売

当社は、企業のIPテレフォニーシステムを構築するための製品群「CLシリーズ」(3機種11モデル)を、本日より販売開始します。

本製品群は、本日発表の「Voice&Webソリューション」の中核となるもので、これにより、通信コストの削減を可能にするとともに、業務システムにおけるモバイル端末の活用や音声と業務アプリケーションとの連携などが可能になることで、ユビキタスオフィスへとつながる新しいワークスタイルの実現に貢献します。

また、導入時に、既存システムの継続性を考慮したさまざまな構築パターン、移行パスを提供するとともに、音声通話については、富士通研究所独自の技術を採用することで、高い品質を確保いたしました。

本日、当社は、IPネットワークをベースに、音声とデータを融合した新しいワークスタイルを実現する「Voice&Webソリューション」の発表を行いました。IPテレフォニーシステム「CLシリーズ」は、その中核製品であり、以下の3種類11モデルから構成されます。


「CL2000」
  • 国際標準規格のSIP(注1)プロトコルによりIP電話の呼制御を行うIPテレフォニーサーバ(2モデル)

    -中小規模向けモデル「CL2000」(最大:450クライアント収容)

    -大規模向けモデル「CL5000」 (最大:2万クライアント収容)

  • IP電話機(3モデル)、SoftPhone(1モデル)
  • 公衆網との接続などに利用される各種ゲートウェイ(5モデル)

本製品群の導入により、お客様は、オールIPによる通信コストの削減を可能とするとともに、短期間かつ容易に業務システムにおけるモバイル端末の活用、音声と業務アプリケーションとの連携などを実現することができます。

なお、「CLシリーズ」については、5月19日(木曜日)から20日(金曜日)、池袋サンシャインシティ文化会館で開催される「IPテレフォニー&ケータイソリューション2005」の富士通ブースにおいて、実演デモや実機、事例などをご覧いただけます。

【販売価格、および出荷時期】

商品名 販売価格(税込) 出荷時期
「CL2000」
(中小規模向けIPテレフォニーサーバ)
219万円
(SIP内線:50回線、アナログ局線:6回線の場合。
IP電話機、PSTN-GWを含む。)
6月15日

【販売目標】

今後3年間で約5000システム

【本製品の特長】

  1. ユビキタスオフィスを構築するさまざまなモバイル端末の活用

    無線LAN IP電話機、FOMA/無線LANDual端末、PDAなどのさまざまなモバイル端末から、内線通話や業務アプリケーションを利用することにより、いつでもどこでも仕事ができるユビキタスオフィスが実現します。

  2. アプリケーション連携による業務の効率化

    業務アプリケーションやグループウェアとの連携を容易に実現するために、国際標準規格であるSIPプロトコルをサポートするとともに、SOAP(注2)Voice-XML(注3)、HTTPなどのインターフェースで既存アプリケーションとの連携、音声を活用した新たなWebアプリケーションの開発を可能とするJava開発環境(SDK)を提供します。これにより音声と業務システムを融合する新たなワークスタイルの確立に貢献します。

  3. 音声ネットワーク更新時の選択肢の拡大

    ゲートウェイを活用いただくことで、既設のPBXをIPネットワーク上に統合し、ひとつのネットワークとして運用が可能になります。また、「FENICS IP電話サービス」を始めとするさまざまなIPセントレックスサービスのご利用も可能です。さらにPHS電話機もIPテレフォニーシステムの内線電話機として利用できます。

  4. 高い音声品質の確保

    優れた音声の品質を確保するために、富士通研究所独自の音声技術である「スペクトル・マスキング法」(注4)による業界最高水準のエコーキャンセラーを搭載しました。音声の劣化や遅延を防ぐ「ダイレクトパス機能」とあわせて、IPネットワーク上での高い音声品質を確保します。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)SIP:
インターネットに関連する技術の標準化団体IETFで標準化された、IPネットワーク上でマルチメディアセッションを確立・変更・終了するための、アプリケーション層の発着信(シグナリング)プロトコル。
(注2)SOAP:
XMLやHTTPをベースに、OSやオブジェクト・モデル、プログラム言語に関係なく、インターネットまたはイントラネットのアプリケーションやサービスの連携を図るためのプロトコル仕様。
(注3)Voice-XML:
Webベースの音声対話システムの開発が可能なXMLベースの言語。音声入力・出力、対話処理などをXMLで記述できる。W3CとVoiceXML Forumが共同で策定している。
(注4)スペクトル・マスキング法:
当社独自のエコーキャンセラー技術であり、多地点のエコーに対応可能できる特長をもつ。音声などの受信信号からエコーの周波数成分だけを抑圧し、優れたキャンセル性能を実現。

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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