| [ PRESS RELEASE ]（プラットフォーム） |
2005-0062
2005年5月10日
富士通株式会社 |
100ギガバイトのシリアルATA対応2.5型磁気ディスク装置新発売
シリアルATAインターフェースは、パラレルATAインターフェース（注2）に比べてデータ転送速度が速く、モバイルパソコン向け磁気ディスク装置市場において、今後拡大が見込まれています。（【2.5型ATA磁気ディスク装置のインターフェース規格別割合(世界市場)】参照）
当社はモバイルパソコン向けシリアルATAインターフェース対応の磁気ディスク装置を、数年前から成長市場と見込み、他社に先駆けて開発をしてきました。その結果、2004年1月には世界で初めてシリアルATAインターフェース対応の2.5型磁気ディスク装置「MHT20xxBH」シリーズの開発に成功し、2004年12月より国内および海外の主要なお客様に、量産出荷を行っています。
新シリーズ「MHV2xxxBH」は、「MHT20xxBH」シリーズの後継品で、RoHS指令（注3）に準拠させている他、従来製品よりも耐衝撃性、消費電力、記憶容量などで性能を向上させています。今回新たに追加した100GBの装置「MHV2100BH」をはじめ、80GB、60GB、40GBの装置を「MHV2xxxBHシリーズ」として展開し、今後、急速に拡大していく市場に対応していきます。
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MHV2100BH |
【サンプル販売価格、および出荷時期】
| 製品名 |
販売価格 |
出荷時期 |
| MHV2xxxBH |
別途見積り |
2005年5月より |
【販売目標】
2005年度で「MHV2xxxBHシリーズ」合計400万台 （当社の決算期は3月末日です。）
【当社ポジショニング】
エンタープライズ向け3.5型磁気ディスク装置については、ワールドワイドで業界2位、シェア22.5%(*)を占めています。また、モバイルパソコン向け2.5型磁気ディスク装置については、ワールドワイドで業界2位、25.5%(*)のシェアを占めています。
(*出典：ガートナー データクエスト(2005年1月)、2004年第4四半期、出荷台数)
そのうち、シリアルATAインターフェース対応の2.5型磁気ディスク装置は2005年1月から3月期において、業界1位、約90%のシェアを占めています（当社調べ）。
【2.5型ATA磁気ディスク装置のインターフェース規格別割合(世界市場)】
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| 出典：ガートナー データクエスト(2004年9月) GJ05133 |
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- （注1）シリアルATAインターフェース（SATA）：
- ハードディスクなどの記憶装置とコンピュータを接続する規格（ATA）のひとつ。各デバイスとホスト間の信号線を1対1で接続し、1ビットずつデータを転送する。それにより、干渉やノイズがなく安定した高速転送が可能。さらなる転送速度の高速化にも対応可能。
- （注2）パラレルATAインターフェース（PATA）：
- 複数の信号線を使って同時に複数のビットを転送する。信号線のデータ同期をとる必要があることや、信号線間の干渉やノイズのために、転送速度を、さらに高速化するのは難しいといわれている。
- （注3）RoHS指令：
- "Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment"（電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限指令）の略。2003年2月13日付で公布・施行されたEU指令。加盟国に、電気・電子機器における危険物質の法規定を整備し、環境や人の健康に及ぼす危険を最小化することが求められる。これに基づき、2006年7月1日以降、欧州向けの電気電子機器は、鉛・六価クロム・水銀・カドミウム・PBB・PBDEの含有が規制される。
添付資料
関連リンク
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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