[ PRESS RELEASE ] |
2005-0034
2005年3月9日
富士通株式会社 |
瀬戸信用金庫様が手のひら静脈認証技術による犯罪防止策を発表
〜「ICキャッシュカードの発行」と「生体認証による本人確認」の導入を決定〜
瀬戸信用金庫様は、これまでもお客様の預金を守るために、様々な犯罪防止策に取り組んでおられます。このたびの「ICキャッシュカードの発行」「生体認証による本人確認」の導入決定についても、最優先課題として積極的に対応されることの証です。
非接触型手のひら静脈認証装置を搭載したATMの提供、およびシステム開発は、当社および富士通フロンテック株式会社(代表取締役社長:宮澤 達士、本社・東京工場:東京都稲城市)、株式会社富士通アドバンストソリューションズ(代表取締役社長:広西 光一、本社事務所:神奈川県横浜市)が行います。
今後も当社は、非接触型手のひら静脈認証技術を採用したATMや営業店システムを始めとする最新のセキュリティ技術により、現在、社会問題となっている盗難、偽造キャッシュカード犯罪に対する金融機関の取り組みを支援してまいります。
【瀬戸信用金庫様が導入するシステムの特長】
瀬戸信用金庫様が導入するATMは、事前に登録された手のひらの静脈パターンと、非接触型手のひら静脈認証装置が読み取った情報を照合することで本人確認を行います。これにより、預金の不正引出しなどの犯罪を防止します。
手のひらの静脈は、人によってすべて異なり、大きさ以外は生涯変わらず、しかも、体の中にあるため、他人に盗まれにくいという信頼性の高い生体情報です。加えて、個人情報に該当する手のひらの静脈パターンの漏洩対策も十分に考慮されています。
【非接触型手のひら静脈認証装置の採用理由】
導入実績
東京三菱銀行様、スルガ銀行様で半年以上の稼働実績がある。加えて、広島銀行様、池田銀行様など多くの金融機関において採用が決定している。
認証精度
幅広い年齢層、職種、国内外の方に協力いただき、既に14万件におよぶ手のひら静脈パターンを富士通が独自に集め、このデータに基づき、高い認証精度が検証されている。
装置との接触
非接触の技術を採用しているため、手のひら静脈認証装置との接触部分が少なく、手をかざすだけで照合することができる。これにより、多くの利用者が同じ装置に触れることへの違和感を軽減している。
ICカード内での照合
より高いセキュリティを実現するために、事前に登録された手のひらの静脈パターンと非接触型手のひら静脈認証装置が読み取った情報との照合を、ICカード内で行っている。
外気温の影響
生体認証に手のひらの静脈パターンを使うため、指先などと比べ、外気温の影響を受けにくいことが検証されている。
人体への影響
手のひらの静脈パターンの読み取りには、人体への影響を考慮し、光量の弱い反射光を使用している。
価格
非接触型手のひら静脈認証装置は、既存ATMへのオプション装置として提供可能なため、低コストでの導入が行える。
【瀬戸信用金庫様のシステム導入について】
瀬戸信用金庫様の「ICキャッシュカードの発行」および「生体認証による本人確認」については、以下の取扱が予定されています。
取扱開始日
対象預金等種類
カードの形態
磁気ストライプとICカード化および生体認証を1枚のカードで実現する。
従来からの磁気ストライプとの併用により、どこのATMでも使用可能とする。
ICおよび生体認証の導入で、偽造防止や犯罪防止に向けより安全性を確保する。
発行手数料
導入時から、期間限定で無料発行・切替キャンペーン実施
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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