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NTTデータと富士通、PostgreSQLの適用拡大に向けた共同開発に合意〜オープン・ソースを活用して、より高度な基幹システムの構築を実現〜
オペレーティングシステム(Linux)、Web系ミドルウェア(Apache、Tomcat)など、企業内でのオープン・ソース・ソフトウエア(以下、OSS)の利用が拡大するにつれて、OSSのデータベース管理システム(以下、DBMS)の導入も拡大してきています。特にPostgreSQLは、DBMSとしての豊富な機能により、アプリケーション開発者から広く支持されています。 今回の共同開発は、より広い企業アプリケーション領域でのPostgreSQLの適用を可能とすること、特に、PostgreSQLが拡張性および信頼性を備えたDBMSとして適用されることを目指しています。具体的には、両社は今後1年を目標として、PostgreSQLの64ビット化によるパフォーマンス向上、およびSlony II(注2)(PostgreSQLコミュニティ・プロジェクト)の先進的なクラスタリング機能の共同開発を行います。 この共同開発により得られたすべての成果は、PostgreSQLコミュニティに提供し、両社とPostgreSQLコミュニティとの関係をより強化します。さらに、共同開発の成果を基に、PostgreSQLの開発に興味を持っている開発者がオープンに参加できる体制作りを目指します。 両社は共同開発を通じ、これらの技術を伴ったPostgreSQLが日本に留まることなく、アジア、世界に拡大していくよう推進していきます。 両社は、ユーザへの基幹業務システムを構築してきた実績を基に、高度なスキルを持つPostgreSQLコミュニティの開発者と協力し、PostgreSQLを基幹業務システムに向け開発を推進していきます。この共同開発の成果は、より高度なシステムを求めるユーザへのITソリューションとして、OSSの適応範囲拡大を実現します。 <PostgreSQLコミュニティからのエンドースメント> 実績ある先端技術ベンダが開発および支援を表明していただけることは、PostgreSQLを全世界的なオープン・ソース企業データベースとして確立することを促進することになり、心より歓迎いたします。 PostgreSQL コア・チーム メンバー <日本PostgreSQLユーザ会からのエンドースメント> 日本PostgreSQLユーザ会は、株式会社NTTデータと富士通株式会社の両社が、PostgreSQLコミュニティとの協調のもとでPostgreSQLの開発に共同で参加していくという今回の発表を歓迎します。 日本を代表する両社がそろってPostgreSQLの開発に参加することで、PostgreSQLはより先進的で信頼性の高いデータベース管理システムへと成長していくことでしょう。そして誰もが自由に使える本格派オープン・ソース・データベースの代表格として、さらなる発展につながることを期待します。 日本PostgreSQLユーザ会 <株式会社SRAからのエンドースメント> 基幹業務の構築に実績を持つ株式会社NTTデータおよび富士通株式会社が、PostgreSQLの改良と利用拡大の推進をアナウンスされたことを心より歓迎いたします。 SRAといたしましても、今まで以上にPostgreSQLコミュニティへの協力とPostgreSQLの普及促進に努力していく所存です。 株式会社SRA *文中に記載されている商品・サービス名はそれぞれ各社の登録商標または商標です。 以上 注釈
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