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[ PRESS RELEASE ]
2004年1月5日
富士通株式会社
Staccato Communications, Inc.

富士通とStaccato、ワイヤレスUSBに関するパートナー契約を締結

富士通株式会社(本社:東京都港区、以下、富士通)とStaccato Communications, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、以下、スタッカート)は、ワイヤレスUSB(注1)およびウルトラ・ワイドバンド(UWB(注2))向けのCMOSシングルチップ・ソリューションを、世界市場に向け提供していくパートナー契約を締結しました。

提供するCMOSシングルチップ・ワイヤレスUSB技術は、マルチバンド OFDM(注3) アライアンス(以下、MBOA(注4))のUWB仕様に準拠しています。両社は、パソコン、デジタル家電、携帯電話市場に向け、2005年中のサンプルチップ出荷を予定しています。

富士通は、自社のSoC(注5)・ASSP(注6)をスタッカートのUWB製品とともに、次世代ワイヤレスUSBおよびUWBテクノロジー・ソリューションとして提供していきます。

両社は本パートナーシップを通じて、お客様に対し、MBOAのUWB仕様に準拠した付加価値の高い次世代ワイヤレスUSBおよびUWBソリューションを提供していきます。

【各社のコメント】

  • 村上 丈示(富士通株式会社 LSI事業本部長代理)

    「この技術は、高い競争力を持つキー・テクノロジーとなります。スタッカート社は、当社の高度なCMOSプロセス・テクノロジーを選んだことにより、シングルチップ・ワイヤレスUSBソリューションにおいて業界をリードしていくでしょう。当社は、デザインの幅を広げるために、ワイヤレスUSB技術のASIC(注7)(SoC)への統合を目指しています。スタッカート社とのパートナーシップにより、最適なソリューションが提供できます。」

  • Roberto Aiello(Founder and CTO, Staccato Communications, Inc.)

    「富士通のプロセス・テクノロジーを選択したことは、当社にとって最高の決定のひとつとなるでしょう。ワイヤレスUSBのようなデジタル中心の設計において、富士通のプロセス・テクノロジー、豊富なライブラリやIP(注8)は大きなアドバンテージとなります。特に、富士通のプロセス・テクノロジーと豊富なライブラリが高速RF(注9)回路をデジタル回路とともに取り扱うことは大きな利点です。」

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

(注1)ワイヤレスUSB:
Wireless Universal Serial Bus。USBの業界標準化団体USB-IFにて仕様標準化が行われている無線通信技術。UWBの応用技術として位置付けられ、転送速度はUSB2.0と同等の480Mbps。
(注2)UWB:
Ultra-Wideband。広帯域の無線周波数帯を利用し、家庭やオフィス内など近距離でのデータ転送をターゲットとした次世代の無線通信技術。従来の無線技術に比較して単位時間当たりにより大量のデータを転送できるという特徴を持つ。現在、IEEE(電気電子学会)802.15.3aTGにおいて仕様標準化が進められている。
(注3)OFDM:
Orthogonal Frequency Division Multiplexing(直交周波数分割多重方式)。現在、無線LANやETCなどで使われる変調方式。
(注4)MBOA:
Multiband OFDM Alliance。UWB技術の業界標準仕様を推進する団体。
(注5)SoC:
System-on-chips。
(注6)ASSP:
Application Specific Standard Products。特定用途向け標準IC。
(注7)ASIC:
Application Specific Integrated Circuit。特定用途向け集積回路。カスタムIC、カスタムチップの意味。
(注8)IP:
Intellectual Property。
(注9)RF:
Radio Frequency。無線通信用高周波用LSIの技術。

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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