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[ PRESS RELEASE ]
2005年1月31日
KDDI株式会社
富士通株式会社

KDDIと富士通がディザスターリカバリーソリューションの実証実験に成功

KDDI株式会社(代表取締役社長:小野寺正、本社:東京都千代田区、以下KDDI)および、富士通株式会社(代表取締役社長:黒川博昭、本社:東京都港区、以下富士通)は、2004年12月8日(水曜日)から 2005年1月31日(月曜日)の期間に、東京と大阪のデータセンター間に専用ネットワークを構築し、ストレージシステム「ETERNUS(エターナス)(注1)」、データベース上のアプリケーションを用いて、情報バックアップサイトの構築・運用の実証実験に成功しました。

KDDIと富士通は今後、災害時における、お客様ビジネスの損失を最小限とするため、今回の実証実験を基にディザスターリカバリー(注2)ソリューションの提供を目指していきます。

近年、地震などの災害時において、ビジネスの損失を最小限とするため、遠隔地での情報バックアップサイトの構築、運用のニーズが高まっています。これまで、遠隔地のバックアップサイトの構築において、 情報転送の際の遅延や、バックアップセンターへの長い切替時間(リカバリー時間)などが原因で、被災地のお客様の業務が長時間に渡り停止するという問題がありました。

本実証実験では、KDDIが新たに構築した高速・高品質なファイバーチャネル(注3)専用ネットワークと、 富士通が提供している、「ETERNUS」、統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker(システムウォーカー)(注4)」などの、 IT基盤「TRIOLE(トリオーレ)」(注5)の主要製品群を組み合わせた環境において、実際の災害シナリオを適用し、ネットワークおよび情報システムの運用管理、監視などが、さまざまな状況下で高性能かつ高信頼に動作することを確認しました。

本実験結果の詳細については、別紙をご参照ください。

<別紙>

1. 実験の概要

2004年12月8日(水曜日)から2005年1月31日(月曜日)の期間に、東京−大阪のデータセンター間をファイバーチャネルで接続。東京での被災時を想定し、大阪のバックアップサイトへシステムを切り替えるなど、被災地のビジネス継続性について、以下の検証を行いました。

  • 遠隔地(東京−大阪間)でのバックアップサイトへのシステム切替機能を検証。
  • オンライン、バッチそれぞれのバックアップを実施、性能への影響を検証。
  • ファイバーチャネルにおいて想定される障害シナリオと対策の有効性を検証。
  • 2つの伝送路(800kmおよび、迂回路である1,200kmの2回線)の回線切替・帯域変更による、機能および性能への影響を検証。
  • ミドルウェアを用いて、遠隔地のバックアップサイトシステムの運用管理、監視システムを構築・連携し、性能を検証。

2. 実証実験の結果

  • 遠隔地間で、富士通のストレージシステム「ETERNUS」のミラーリング機能(注6)の非同期モード(注7)を用いて情報を転送すると、データロストが数秒分程度である。
  • 遠隔地間のデータ転送において、データロストの発生しない同期モード(注8)が実用可能である。
  • バックアップサイトへ切り替える時間(リカバリー時間)が数分程度である。
  • 富士通の統合運用管理ソフトウェア群「Systemwalker」「Softek(ソフテック)(注9)」により、両センターの運用・監視を東京センターで一元管理し、通常時と同様に効率のよい操作・監視が可能である。

3. 実証実験に使用した機器

  • UNIXサーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー)(注10)
  • ストレージシステム「ETERNUS」
  • 統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」
  • 高信頼基盤ソフトウェア「PRIMECLUSTER(プライムクラスター)(注11)
  • ストレージ管理ソフトウェア「Softek」
  • データベースソフト「Oracle 10g

4. 実証実験の対象となった主な機能

  • 「PRIMECLUSTER」による遠隔クラスタリング(注12)
  • 「ETERNUS6000」のアドバンストコピー機能であるREC(注13)同期・非同期モードによるサイト間のデータベースミラーリング
  • 「ETERNUS SN200モデル250M」のFCIPゲートウェイ機能(注14)
  • 「Oracle 10g」データベースのデータガード(注15)による遠隔スタンバイ・データベース機能(注16)

5. 検証上の役割

  • KDDI
    ファイバーチャネル用データ回線の設計・構築(SONET、ギガイーサネットワーク)、データセンターの提供、ネットワーク障害の発生シナリオと対策の策定、検証実施。
  • 富士通
    TRIOLE主要製品群(ストレージ、サーバ、ミドルウェア)の提供、検証用システムの構築・検証実施。
  • 本実証実験は、日本オラクル株式会社より「Oracle 10g」の技術協力を得ています。

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

KDDI&富士通 ディザスターリカバリー実証試験概念図KDDI&富士通 ディザスターリカバリー実証試験概念図
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注釈

(注1)ETERNUS:
情報システムにおけるデータの格納・保管と管理の効率化を実現する、富士通のストレージ製品群。ディスクアレイ、テープシステムから、ストレージの運用管理を行うストレージサーバまで、高性能・高信頼な幅広い製品をラインナップ。今回の検証では、ディスクアレイ「ETERNUS6000 モデル600」、テープライブラリ「ETERNUS LT130」、ファイバーチャネルスイッチ「ETERNUS SN200 モデル250M」を使用。
(注2)ディザスターリカバリー:
災害対策。地震、火災、水害、テロなどの災害により発生した障害から情報システムを復旧すること。
(注3)ファイバ−チャネル:
コンピュータと周辺機器を結ぶデータ転送方式の1つ。主に、高い性能が必要なサーバで、コンピュータ本体とストレージシステムを接続するために利用される。
(注4)Systemwalker:
最適なITシステムを実現する、富士通の統合運用管理ソフトウェア群。本実験では「Systemwalker Centric Manager」を使用。
(注5)TRIOLE:
社会・企業活動に要求される「ビジネスの成長・拡大」「スピーディーな業務構築」「システムの安定運用とTCO削減」を実現する富士通のIT基盤。
(注6)ミラーリング機能:
データの複製を遠隔地のサブシステムにリアルタイムに転送、保存すること。
(注7)非同期モード:
ミラーリング機能で、サーバからの書き込みに同期せずに、遠隔地のサブシステムへの二重書きを行うモード。
(注8)同期モード:
ミラーリング機能で、サーバからの書き込みに同期して遠隔地のサブシステムに二重書きを行うモード。
(注9)Softek:
ストレージ管理を実現する富士通のソフトウェア製品群。本実験ではSAN管理機能をベースに、高度なストレージリソース管理機能を追加・融合した「Softek Storage Cruiser」、およびディスクアレイ「ETERNUS 6000,ETERNUS3000」のアドバンストコピー機能を制御を行う「Softek Advanced Copy Manager」を使用。
(注10)PRIMEPOWER:
富士通が開発した「SPARC64(TM)V」プロセッサに、基本ソフトウェアとしてSolarisを採用したUNIXサーバ。富士通がこれまで大型汎用機の開発で培ってきた高信頼性機能と、最大128CPUまで拡張可能な卓越したスケーラビリティを備えている。本実験では「PRIMEPOWER650」を使用。
(注11)PRIMECLUSTER:
高い可用性が要求される企業の基幹業務などの構築に最適な、富士通の高信頼基盤ソフトウェア。クラスタリング技術と冗長化技術により、サーバ・ストレージ・ネットワークを高可用化し、システム全体の高信頼化を実現。
(注12)遠隔クラスタリング:
遠隔地間でサーバを相互に結合して運用・待機型のクラスタリングを実現する技術。
(注13)REC:
Remote Equivalent Copyの略。ディスクアレイ「ETERNUS 6000,ETERNUS3000」が提供するサブシステム間の二重書き機能。遠隔地サイト間でのデータの二重書きをストレージ装置の機能で実現。
(注14)FCIPゲートウェイ機能:
ファイバーチャネルにより転送するデータをプロトコル変換し、IPネットワーク上で転送する機能。
(注15)データガード:
本番データベースの複製としてスタンバイ・データベースを保持。本番データベースの計画外の停止の際にスタンバイ・データベースを使用することで、ダウンタイムを短縮する機能。
(注16)スタンバイ・データベース機能:
本番データベースの複製として作成される。本番データベースの計画停止や計画外(災害時など)に使用するデータベース。要件に応じて同期・非同期でログを転送・適用することで、本番データベースと同じデー タを格納できる。

関連リンク

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