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富士通、ボッシュ社からFlexRayのライセンスを取得〜自動車の電子制御化をさらに進化させる次世代自動車制御用MCUに対応〜
当社は、現在、自動車のさまざまな制御用途向けにCAN(注3)およびLIN(注4)を組み込んだMCUを提供しており、快適なボディ制御、温度調節制御、ダッシュボード制御、ナビゲーション、各種センサー制御、モーター制御、シャシー制御などに用いられています。 また、今後、自動車内におけるコントロールシステムでは、データ量が増加し複雑化が進み、高速かつ信頼性の高い方式が求められると考えています。 このような状況の中、当社は、自動車のさまざまな制御用途向けに、高速なデータ転送と信頼性の高い製品を実現するFlexRay IPの使用ライセンスを、ボッシュから取得しました。 FlexRayは、最大毎秒10メガビットの高速なデータ転送レートをもった、次世代の自動車市場のニーズに合致したIPコアです。また、通信バスの中にあらかじめ必要なタイムスロットを定義したバス・システムを採用することで、より高い信頼性を実現しています。このようなFlexRay IPを組み込んだワンチップMCUにより、自動車の電子制御化はさらに進展することになります。 当社は、FlexRay IPを用いたFPGA(注5)プロトタイプ・ボード(注6)の提供を予定しており、お客様がFlexRayを容易に導入することができるようサポートしていきます。また、2005年中にはASSP(注7)スタンダードIPとして提供する予定であり、お客様は他のCPUコアと一緒にFlexRay IPをシステム構成の一部として利用することが可能になります。 さらに2006年のはじめには、当社32ビットのFRコア(注8)にFlexRay IPを搭載したMCUのサンプル出荷を予定しています。 今回のライセンス取得により、当社は、今後、CANとLINなどを含め、高速なデータ転送を含む広範囲のコミュニケーション・インターフェースを特色とするMCUを、自動車の様々な制御用途向けに信頼性の高い製品として提供していきます。 【商標について】記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。 以上 注釈
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