NTTデータが金融機関向け情報系システム構築ソリューションを機能拡充

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ、本社：東京都江東区、代表取締役社長：浜口友一) と、富士通株式会社(以下、富士通、本社：東京都港区、代表取締役社長：黒川博昭)は、NTTデータの金融機関向け情報系システム構築ソリューション「FINALUNA^®(フィナ・ルナ)」の機能拡充の一環として、NTTデータが富士通のインテグレーション・プラットフォーム「Interstage^®(インターステージ)」の帳票ソリューション製品を採用し、富士通グループからOEM提供を受けることで、本日、合意しました。

現在、金融機関では紙での保管が義務付けられている情報や、ブラウザ画面による参照では効率が上がらない作業などがあり、紙の出力・管理・保管は大きな課題となっています。社会でも、環境保護、災害対策などによるペーパーレス化の推進や、電子帳簿保存法、電子文書法の成立による紙の電子化ニーズが高まっています。

一方、各情報システムについては、個人情報漏洩対策などのセキュリティ対策や、組織変更にともなう帳票の設定変更にかかる保守運用コストは増加する傾向にあります。

これらの帳票の電子化とコスト削減が、金融機関におけるシステム構築のニーズとなっています。

NTTデータの「FINALUNA」は、金融機関向け情報系システム構築の分野としては、業界初のソリューションです。金融機関の業務をコンポーネント化し、推奨製品群と組み合わせて提供することで、開発生産性を従来の20％向上できることを特長としています。

今回の富士通との合意により、NTTデータは「FINALUNA」と「Interstage」帳票ソリューション製品とを組み合わせることで、金融機関に対し、高信頼で使い勝手のよい帳票システムをワンストップで提供し、システム構築のニーズに対応することが可能となります。

また、富士通は日本市場における帳票システム構築の豊富なノウハウと技術に基づき、NTTデータが「FINALUNA」にてシステム構築する際は、NTTデータに対して強力なサポートを実施します。これにより、高信頼な帳票システムをお客様に短期間でご提供することができます。

NTTデータの「FINALUNA」は、平成16年6月より提供を開始し、東京証券取引所の採用など適用実績が好調なことから、平成19年の売上目標を従来の20％上方修正し、適用システム売上120億円を目指します。

富士通は、今回のOEM提供を第一弾とし、今後も富士通製品の「FINALUNA」への採用・提供を図ることで、金融機関向けビジネスにおけるシナジー効果を得られることを期待しています。