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富士通とPARCが「ユビキタス・コンピューティング」領域の共同研究に合意〜ユビキタス時代の新たなITコンセプトの確立・具現化に向けて〜
近年、ユビキタス社会と言われるように、生活の隅々までネットワークやコンピュータが存在するようになりつつあります。こうした中、ITをより意識することなく活用し、現実の社会へ適用するには、社会科学を踏まえた広い視野、ならびにそれを実現するための高度な技術力が必要になっています。 こうした背景を踏まえ、今般、富士通とPARCは、ユビキタス社会の実現を見据え、共同研究契約を締結しました。 今回の共同研究は、以下の観点から、両社それぞれの強みを融合させることで、ユビキタス社会の実現を加速するとともに、相互の事業拡大も可能になるとの判断から合意に至ったものです。 富士通は、PARCの「ユビキタス・コンピューティング」を始めとする、長期的展望に立ち、かつ社会科学を視野に入れた先進的なビジョン形成力を高く評価しております。富士通は、同社と共同で新たなITコンセプトを確立するとともに、PARCが保有する様々な先進的要素技術を自社の製品・サービスに取り込むことで、ユビキタス時代のリーディングカンパニーとしてグローバルな規模で市場競争力を強化することが出来ます。 PARCは、富士通のプロダクト、ソフト・サービス、電子デバイス、それぞれの分野での高い技術力、およびそのシナジーが生み出す総合的なソリューション提供力を高く評価しており、これらを活用することで、先進的なビジョン・コンセプトを具現化することが出来ます。また富士通は、幅広い分野のお客様と取引があり、それぞれの分野で優れた業種ノウハウを有しています。PARCは、それらを自社の研究に活用することが可能になります。 [ユビキタス・コンピューティングの共同研究]ITが生活シーンに浸透することにより生まれる新たな価値を、企業のお客様および最終消費者に提供することで、ビジネス領域の拡大を図るものです。一般の人々が簡単かつセキュアに使えるシステムの開発を進める予定であり、具体的な領域としては以下を想定しております。
これらのシステムを実現するための共同研究テーマとして、以下を予定しており、06年度より順次製品適用を図ってまいります。今後、研究テーマについては、共同ビジョンの内容を反映し、随時拡大する予定です。
両社は、PARCのコンピュータならびにヒューマンサイエンスの研究者が、富士通の研究開発ならびにソリューション関連部門と緊密に協調し、上記以外の領域でも、それぞれの強みを活かした共同研究を行うことを期待するものです。 【研究期間】当面は、2004年12月より2007年3月までを予定。 【ご参考】
富士通について:
富士通は、お客様にフォーカスしたITおよび通信ソリューションを世界に提供するリーディング・カンパニーです。最先端テクノロジー、高い信頼性・パフォーマンスを実現する製品と、世界各国のシステム・サービスのスペシャリスト集団があいまって、ブロードバンド・インターネットの無限の可能性を引き出し、お客様の成功の良きパートナーになることを目指しています。 (詳細は、http://www.fujitsu.com/)
PARCについて:
ゼロックス社の子会社であり、物理学、コンピュータ・サイエンス、社会科学など学際的な研究領域におけるパイオニア的存在。30余年にわたる研究開発の歴史があり、ゼロックス社および戦略的パートナーとともに、所内の高名な研究者によって創出された先進技術の商用化に取り組んできました。レーザープリンタ、イーサネット、GUI、ユビキタス・コンピューティングを開発・提唱したことでも知られ、ITによる産業革新、新たな価値創造という点で多大な業績があります。 (詳細は、http://www.parc.com) 【商標について】記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。 以上 関連リンク
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