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世界初!カラー紙帳票を電子帳票に復元する技術を開発
今回開発した技術は、電子帳票システム構築における、既存のカラー紙帳票に対する電子帳票の設計作業を効率化するためのものです。 【開発の背景】近年、帳票処理業務は、紙帳票による手作業の運用形態に代わり、帳票情報を電子的に処理する電子帳票システムが用いられるようになり、既存の紙帳票と同一のレイアウトを持つ電子帳票を設計する需要が高まっています。現在、自治体等ではモノクロの紙帳票をスキャナで読み込み、変換した画像中から、罫線・文字のレイアウトを電子的に復元するモノクロの帳票復元技術が多く使用されています。一方、カラー紙帳票を使用することの多い、保険会社・金融機関・通信事業者など民間企業では、カラー紙帳票に対する電子帳票設計のニーズが高まっています。 【課題】モノクロの帳票復元技術をカラー紙帳票に適用した場合、カラー画像中の明るい領域を白背景、暗い領域を文字・罫線領域とみなすため、薄い罫線や明るさが同じ背景色の中にある文字の復元ができず、さらに色付けは全て手作業で行う必要がある、という問題がありました。 【開発した技術】今回開発した技術は、カラー紙帳票画像中の色合い情報の微細な変化を認識することにより、罫線・文字のレイアウトに加えて色付けも行うカラー帳票復元技術です。開発した技術の特長は、以下のとおりです。
【効果】今回開発した技術により、カラー紙帳票を手がかりとした電子帳票のレイアウト設計の作業時間を約6分の1に短縮することが可能となります。 【今後】富士通株式会社のミドルウェア「Interstage(インターステージ)」に搭載し、提供していきます。 以上 注釈関連リンク
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