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[ PRESS RELEASE ](技術)
2004-0184
2004年10月5日
株式会社富士通研究所
富士通株式会社

情報サービスとIP電話サービスを連携するミドルウェアを開発

〜Parlay X Web Services仕様に準拠、音声活用サービスも容易に構築可能 〜

株式会社富士通研究所(注1)と富士通株式会社は、情報サービスとIP電話サービスを統合したアプリケーションを、短期間に実現するための通信制御ミドルウェアを開発しました。今回開発したミドルウェアは、IP電話サービスの制御をWebサービス(注2)として実現するための業界標準仕様「Parlay X Web Services(注3)」に準拠しており、IP電話サービスと統合した営業システムやCRMシステムなどの業務アプリケーションを、高い相互接続性を持ちながら短期間に構築し、お客さまのビジネスに貢献するためのものです。

株式会社富士通研究所と富士通株式会社は、今回開発したミドルウェアを用い、10月4日から日本(東京)・韓国・イギリス・アメリカの4カ国で実施されているVoIP相互接続試験イベント「GMI2004」(注4)の上位サービス相互接続検証実験に参加し、複数ベンダー間で開発されたIP電話と連携する上位アプリケーションの動作検証を行います。

【開発の背景】

現在、VoIP(Voice over IP)技術の進展によりIP電話サービスの本格展開が進み、電話サービスが、情報サービスと同じIPネットワーク上に統合されつつあります。今後は、ネットワーク上の統合だけにとどまらず、Web上の営業スケジュールをベースに対応可能な営業に着信転送をするなど、サービス面においても情報サービスと電話サービスの融合が進み、付加価値の高い新しいサービスが登場すると考えられます。

【課題】

従来、電話サービスでは、呼制御を管理するサーバや位置情報を管理するサーバが、それぞれ異なるインターフェースを使用していたり、開発環境が特殊であったりするなど、開発には多くの工数が必要でした。また、発信や着信はサーバによって制御可能であっても、音声のデータについては端末間で直接送受信されるため、サーバ側で通話録音をするといった、音声を活用した高度のサービスを実現することは容易ではありませんでした。

【開発したミドルウェア】

今回開発したのは、情報サービスとIP電話サービスの統合を容易にする通信制御ミドルウェアです。開発したミドルウェアの特長は下記の通りです。

  1. 相互接続性を保ちながらWebサービスとIP電話サービスを融合

    IP電話サービスなど電話サービスに関わる制御をWebサービスとして実現するための標準仕様、Parlay X Web Services Specification, Version 1.0に準拠し、高い相互接続性を持った電話制御サービスを通常のWebサービスの開発環境から利用できます。このことにより、電話着信時に対応可能なメンバーへの電話の転送機能やWeb画面からのワンクリックでの電話発信機能など、Webサービスと電話サービスが連携する便利なIP電話サービスを、相互接続性を保ちながら短い期間で簡単に実現することが可能です。アクセス制御やスケーラビリティへの対応もおこなっています。

  2. 音声データを活用する高機能なサービスを容易に実現可能

    IP電話間でやり取りされる音声をサーバ上で管理・操作するための音声データ処理機能と、これら音声を制御するために必要なWebサービスベースのアプリケーションインターフェースを、通信制御ミドルウェアとして新規に開発しました。これにより、通話の録音、通話中の音声による通知、音声による情報アクセスなど、音声を活用したサービスを簡単に短期間で実現できるようにしました。

【効果】

今回開発したミドルウェアにより、サーバ上での電話履歴管理、通話内容を含む顧客情報管理、IP電話を介した連絡手段の効率化や高度化など、電話サービスと連携した付加価値の高いサービスを、既存のシステムや新規の情報システムと連携させながら、短期間に構築・提供することが可能となります。

今回開発したミドルウェアは、既存のIP電話サービス上にサードベンダーが付加サービスを開発・提供することも容易であるため、新たな電話サービスビジネスの実現にも貢献するものです。

【今後】

GMI2004などの相互接続実験を通じた実証的な性能検証と改良を進めると同時に、サービス連携機能のさらなる強化を行い、富士通株式会社のテレコムソリューション向けのミドルウェアとして早期製品化を目指します。

以上

概念図図1サービス利用シーンのイメージ
[クリックすると拡大表示されます]

注釈

(注1)株式会社富士通研究所:
社長 村野和雄、本社 川崎市中原区。
(注2)Webサービス:
インターネットの標準プロトコルを使ってアクセス可能なサービス(アプリケーション)コンポーネント。Webサービス技術により、人手を介さずにコンピュータ同士が直接情報をやり取りできるようになり、新たな高付加価値サービスの提供が可能になる。
(注3)Parlay X Web Services仕様:
通信事業者、テレコムベンダーなど世界64社で構成されるオープンなマルチベンダーのフォーラムであるParlay Group (http://www.parlay.org)により標準化された通信リソース(呼制御、メッセージング、課金等)制御用のアプリケーションインターフェース(API)仕様。Webサービスをベースにするとともに、ネットワーク・キャリア・プラットフォームに依存しないオープンな仕様として策定されている。
(注4)GMI2004:
世界中の大手通信事業者が集まり次世代のネットワーク・アーキテクチャーを議論する業界団体MSF(Multiservice Switching Forum)が世界規模で実施するVoIPの相互接続試験イベント。株式会社富士通研究所と富士通株式会社は、今回開発したミドルウェアを用い、GMI2004の呼制御サーバ(SIPサーバ)上の付加サービス相互接続試験に参加する。

関連リンク

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