「非接触型手のひら静脈認証システム」が
グッドデザイン賞の新領域デザイン部門で受賞

～ユビキタス時代の新たなセキュリティの可能性を拓く、優れたデザインコンセプトを評価～

財団法人日本産業デザイン振興会（会長：山口信夫、所在地：東京都港区）が、10月1日に発表した「2004年度グッドデザイン賞」において、「非接触型手のひら静脈認証システム」が選定され、当社では初めて「新領域デザイン部門」での受賞となりました。

当社は、世界で初めて非接触で手のひらの静脈パターンを読み取り、本人であることを認証できる「非接触型手のひら静脈認証システム」を開発し、本年7月より販売しています。

手のひらを走る静脈は、万人不同で生涯不変と言われており、識別情報も豊富なため、個人認証の素材に適しており、また、体内の情報を使用するため、偽造による「なりすまし」はきわめて困難です。

加えて読み取り装置に手をかざすだけの自然な認証スタイルは、利用者の心理的な抵抗感を和らげ、さらに完全非接触なので装置に触れる必要がなく衛生的です。

非接触型手のひら静脈認証システム

今般、本システムにおける当社の新技術採用への積極的な姿勢と独創性、およびユビキタス時代の新たなセキュリティの可能性を拓く、優れたデザインコンセプトが評価され、当社で初めて「グッドデザイン賞」の「新領域デザイン部門」の受賞となりました。

「グッドデザイン賞」は、1957年に通商産業省によって設立された「グッドデザイン選定制度」を継承し、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会の主催事業として運営する、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度です。新しい時代の文化と生活を創造することを目的として「より豊かなライフスタイル」と「良いビジネス」の開拓に寄与し、受賞のシンボルである「Gマーク」は広く一般に定着しています。

その中の「新領域デザイン部門」は、商品や施設づくりを通して、地球環境問題、高齢化問題をはじめ、よりフレキシブルな生産、販売システムの確立、あるいは地域文化の形成といった課題への積極的な取り組みを対象とするものです。

当社は、本システムを金融分野や公共、医療分野などに幅広く展開することで、ユビキタス時代における「安心・安全」な社会の形成に貢献してまいります。

【参考：商品デザイン部門での受賞】

「商品デザイン部門」においては、以下の9商品が受賞しています。

携帯電話機 NTTドコモ「FOMA F880iES」
携帯電話機 NTTドコモ「FOMA F900iC」
液晶一体型パソコン「FMV-DESKPOWER T-SERIES」
ノートパソコン「FMV-BIBLO LOOX T-SERIES」
ノートパソコン「FMV-LIFEBOOK MGH-SERIES」
ノートパソコン「CELSIUS H210」
MOドライブ「DynaMO 1300LT」
ハンディターミナル「MultiPad」
POSターミナル「TeamPoS1000」

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

「非接触型手のひら静脈認証システム」がグッドデザイン賞の新領域デザイン部門で受賞

【参考：商品デザイン部門での受賞】

【商標について】

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