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[ PRESS RELEASE ]
2004年9月22日
富士通株式会社
Fujitsu Microelectronics America, Inc.
Synplicity, Inc.

富士通とシンプリシティがストラクチャードASIC用
カスタム製品の開発協力に合意

〜カスタマイズにより開発期間を短縮、最高の性能を実現〜

富士通株式会社(本社:東京都港区、以下、富士通)、Fujitsu Microelectronics America, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、以下、FMA)、Synplicity, Inc.(本社:米国カリフォルニア州、以下、シンプリシティ)の3社は、富士通のストラクチャードASICである「AccelArrayTM(アクセルアレイ)」向けの物理合成ソフトウェアの共同開発および共同マーケティング活動を行うことに合意しました。

3社は、「AccelArray」を対象として、シンプリシティの物理合成ソフトウェアである「Amplify®(アンプリファイ)」の最適化版を、協力して開発します。これにより、「AccelArray」の性能向上と短期間での総体的なタイミング収束が可能となります。

3社は「AccelArray」向けの物理合成ソフトウェアの仕様を共同で決定し、シンプリシティがソフトウェアの開発を行います。富士通とFMAは、「AccelArray」向けにカスタマイズされた「Amplify」を、推奨物理合成ソフトウェアとしてお客様に提供します。物理合成ソフトウェアである「Amplify」を「AccelArray」の設計プラットフォームに搭載することで、より優れたASICソリューションをお客様に提供することが可能となります。

【各社のコメント】

  • 日野 陽司(富士通株式会社 LSI事業本部 第一システムLSI事業部長)

    「富士通が推奨する合成ツールEDAベンダーとしてシンプリシティを選択した主な要因は、同社がこの分野の蓄積した専門知識を有しており、ストラクチャードASIC市場において素晴らしい業績を収めているからです。同社のカスタムツールによって、設計効率が以前と比較して飛躍的に向上することになります。また、富士通のお客様は、「AccelArray」の長所を最大限に引き出すことが可能となり、これまで他の物理合成ソフトウェアでは実現できなかった性能と短期間でのタイミング収束が可能になります。」

  • キース・ホーン(Keith Horn, Vice President of Marketing, Fujitsu Microelectronics America, Inc.)

    「「AccelArray」には十数年にわたる富士通のASIC設計の経験が活かされており、お客様のTCO削減を実現します。「AccelArray」の革新的かつ多目的な設計プラットフォームには、広範囲なアプリケーションに使用される組み込みプロセッサコアや高速SerDes(サーデス)など、多数のIPセットが含まれています。」

  • ジョー・ジアネリ(Joe Gianelli, Vice President of Business Development, Synplicity, Inc.)

    「業界アナリストの示す明るい展望は、ストラクチャードASIC市場を完璧に支援するというシンプリシティの戦略を立証するものです。富士通のような一流企業と提携することができ、セルベースASICと「AccelArray」技術に対するシンプリシティの支援が「AccelArray」最適化製品の共同開発に発展することになり光栄です。今回の契約によって、シンプリシティは主要なストラクチャード ASICベンダーのすべてと提携し、ストラクチャードASIC市場における推進力を高め、この設計プラットフォームが推奨EDAツールベンダーとしてのシンプリシティの評価を高めるものと確信しています。」

  • ガートナー・データクエストによれば、ストラクチャードASIC市場は、今後4年間で飛躍的な成長が見込まれています。ガートナーの報告書であるPlatform ASICs Jump-Start Marketの中でブライアン・ルイス(Bryan Lewis, Research Vice President and Chief Semiconductor Analyst, Gartner, Inc.)は、「ASICプラットフォームは、急騰する従来型ASICの設計コストに対応が困難なお客様に提供されるため、ASIC産業を活性化させる可能性を秘めている」と論じています。また、ガートナー・データクエストによると、「2007年までに開始される全てのASIC設計において、ストラクチャードASIC設計は1,000件以上となり、全体の25パーセントを占める」と予測しています。

【出荷時期】

富士通、FMA、シンプリシティの3社は、「AccelArray」のお客様向け物理合成ソフトウェアの販売開始を2005年第1四半期に予定しています。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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