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[ PRESS RELEASE ](ソフト・サービス)
2004-0097
2004年6月7日
富士通株式会社

「PC-LCMサービス」の提供を開始

〜パソコンの管理負荷削減、サポート品質向上に加え、最適投資を実現〜

当社はこのほど、お客様先に設置するパソコンについて、調達・展開・運用から撤去・廃棄に至るまでのライフサイクル全般にわたる業務を包括的に受託する「PC-LCM(ライフサイクルマネジメント)サービス」を提供します。

これにより、セキュリティリスク増加や構成アプリケーション複雑化に伴い、定期メンテナンス、障害対応、ウイルス対策などの管理工数が増大している企業内パソコンについて、ワンストップのサービスを提供し、お客様の管理負荷を軽減いたします。また、契約形態として、オンデマンド型課金(注1)を選択頂くことで、オフバランス化とIT投資最適化が実現します。

近年、多くの企業、官公庁・自治体において、ITによる業務高度化と効率化が進んだことにより、パソコンは業務上不可欠のツールとなっています。また、モバイルPCなども含めると従業員1人1台以上の導入企業が増えており、ウイルス対策、セキュリティ対策などの必要からパターンファイル更新、OSアップデートをリアルタイムに行う必要も生じています。一方で、搭載アプリケーションの要求スペックに合わせ数年で機種の入れ替えが発生するなど、お客様においては、パソコンに関して、調達・展開・運用・撤去・廃棄などの各段階で発生する作業負荷が大変大きなものになっています。

こうした状況を踏まえ、今般、当社は、パソコンのライフサイクル全般にわたる業務を包括的に受託する「PC-LCMサービス」を提供します。

同サービスは、大きくは「企画」「調達」「展開」「運用」「撤去」というライフサイクルに合わせたカテゴリーメニューに、30種ほどのさまざまな機能を包含した内容となっています。

なかでも、当社ならではのサービスとして今回、全国各地にキッティングセンター、LCMセンターを設け、お客様のパソコン資産の集中管理サービスを提供すると同時に、稼動台数分費用のみを請求するオンデマンド型課金契約を実現しました。

当社は、お客様起点の立場より、同サービスを通じて、お客様の管理負荷軽減、資産のオフバランス化を図るとともに、利用部門へのサポート品質向上を実現することで、お客様の事業の発展、競争力向上に貢献してまいります。

【本サービスの概要】

フェーズ サービス項目 サービス概要
企画現状分析現状運用調査・課題分析
サービス仕様設計サービス仕様・役割分担・実施体制・SLAの基本設計
運用設計サービス運用プロセス設計・マネージド体制整備
インフラ構築センタインフラの設計と構築・ツール導入
運用移行移行計画・スケジュール作成・要員教育・移行実施
調達仕様設計機器要件定義・機器構成・ソフト設計
調達計画機器調達計画・機器選定・手配
資産提供機器を富士通資産として提供
PCオンデマンド稼動台数にあわせたオンデマンド課金契約
展開導入設計導入・展開設計・導入スケジュール作成
キッティングマスタ作成・資産情報登録・組立・インストール・環境設定
導入設置機器配送、現場工事・設置作業、旧機器回収
導入管理納期管理、導入スケジュール管理
運用サービス管理サービスレベル管理(*)・定期報告(*)・障害報告(*)・改善提案(*)
資産情報管理構成管理(*)・資産番号管理(*)・利用者情報管理(*)
トラブル対応予備機保守(*)・オンサイト保守・リモート保守・障害管理
運用管理マスタ管理(*)・ソフトリモート配布・インベントリ収集
セキュリティ運用ウイルス対策・セキュリティパッチ適用・セキュリティ診断
機器増移設機器増移設・配送・人事異動対応
ヘルプデスクQ&A受付窓口・ディスパッチ・インシデント管理・分析
ネットワーク回線およびモバイル通信環境提供・認証手続・費用回収
撤去撤去不要機器撤去・回収・データ消去・資産情報消去
廃棄処理廃棄物処理手配

【販売価格、および販売開始時期】

商品名 販売価格(税別) 販売開始時期
「PC-LCMサービス」 月額費;1,200円/台から
・稼動台数1,000台の場合
・上記サービス項目(*)部分を提供時
・初期費は別途個別見積
即日

【販売目標】

今後3年間で導入企業400社、受注額1,000億円を目標とします。

【特長と効果】

  1. 高機能:最新のネットワーク・運用管理技術を最大限に活用
    • 集中監視、リモート運用、セキュリティ対応をメニュー化
    • マルチベンダー機器を含め、パソコン本体から周辺機器まで対応可能
      →煩雑な運用管理業務からの解放、コア業務への集中を可能とし、パソコンにかかる管理コストを平均2割削減します。また、さまざまな角度から高い企業内セキュリティを確立します。
  2. 柔軟性:PCオンデマンドにより需要の増減に柔軟に対応
    • 利用パソコン代金を月額サービス料として請求
    • 稼動台数分費用のみを請求するオンデマンド型課金契約が可能
      →PC資産のオフバランス化を実現し、初期投資を平準化します。また、遊休資産の保持、管理が不要になります。
  3. 機動力:富士通グループの全国のリソースをフル活用
    • 全国6ヶ所のLCMセンターにて「Systemwalker」などのツールを利用した集中管理を実施
    • 全国10ヶ所のキッティングセンターを活用、お客様1社最大2万4,000台/月の展開能力を確保
    • 全国800ヶ所のCE拠点により、障害発生時には2時間以内のCE到着を実現
      →増移設、ソフトウェア配布、障害復旧などの迅速化と省力化を実現し、エンドユーザー満足度の向上を図ります。
  4. 高品質:運用アウトソーシングのノウハウを活かした高品質なサービスレベル
    • SLA(サービスレベルアグリーメント)の適用、およびITIL(注2)標準に準拠
    • サービス全体の統括・品質管理を行う専任担当者である「サービスマネージャ」がワンストップで対応
      →さまざまなサービスを包括的に利用可能とするとともに、課題分析や次期提案によるさらなるサービス改善を可能にします。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

用語説明

(注1)オンデマンド型課金:
お客様の稼動台数にあわせて課金を行う契約形態。あらかじめ設定した基本台数料と変動台数料の総和で月次の実績課金を行う。
(注2)ITIL:
英国OGC(Office of Government Commerce)の登録商標であるITサービスマネジメントにおけるグローバルスタンダードのガイドライン。

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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