[ PRESS RELEASE ](ソフト・サービス) |
2004-0119
2004年6月29日
富士通株式会社 |
医療事務システム「HOPE/SX-J」新発売
〜簡単で快適な操作環境を実現し、医療事務の効率化をサポート〜
近年、医療保険財政の圧迫による保険制度の改革や医療機関の機能分化の推進など、医療機関をめぐる経営環境が変化していくなかで、レセプト(注1)処理をはじめとする医療事務の効率化、業務連携によるサービス向上が求められており、医療事務システムにおいては、誰でも使える「容易な操作性」、「医事データの戦略的な活用」、「他システムとのシームレスな連携」をいかに実現するかが、課題となっています。
当社は、これらのニーズにお応えするため、これまでの2万6000を超える医療事務システムの販売実績をベースに、新たに、「HOPE/SX-J」を開発し、提供します。
「HOPE/SX-J」は、Javaベースのオープンシステムで、パソコン1台のスタンドアロンから50台のクライアントサーバシステム構成までの幅広い拡張性を有し、診療所から200床までの中規模病院でご利用いただけます。厚生労働省の推進している「レセプト電算処理(注2)」にも対応し、医療事務の効率化をサポートします。
本商品では、次の操作を教えてくれる入力ガイダンス画面や、さまざまなファンクションキーガイド機能、電子タッチパネル機能などを搭載し、従来、専門オペレーター以外のスタッフにとって操作の難しかった医療事務システムにおいて、パソコンなみの簡単で快適な操作環境を実現しています。また、厳密な個人情報管理機能のもと、患者属性や診療行為などの登録データをCSV形式で抽出し、表計算ソフトウェアなどを利用して、診療データ統計やコスト管理などに有効活用できます。さらに、IDカード発行機および自動再来受付機などの自動化機器との接続や、電子カルテシステムとの連携機能(注3)によるトータルシステム構築で、より一層の業務の効率化を図ることが可能になります。
なお、本商品は7月14日(水)から16(金)まで、東京ビッグサイトにて開催される「国際モダンホスピタルショウ2004」に出展する予定です。
【販売価格、および出荷時期】
商品名 |
販売価格 |
出荷時期 |
「HOPE/SX-J」 |
300万円より(注4) |
即日 |
【販売目標】
【新商品の特長】
専門のオペレーター以外のスタッフにとっても、簡単で快適な操作環境を提供
- 次の操作を教えてくれる入力ガイダンス画面や、入力フェーズに応じたファンクションキーガイド機能、電子タッチパネル機能などを搭載し、専門オペレーター以外のスタッフでも早く慣れることができます。
- 診察料・指導料などの算定状況、保険の適合、診療行為と病名の関連などをチェックする「レセプトチェック」機能を搭載し、正確なレセプト作成を支援します。
- 厚生労働省が推進している「レセプト電算処理」に対応し、診療所向けのシステムでは「レセプト電算処理」機能を標準搭載しています(注5)。これにより、レセプト請求作業を電子化でき、紙に出力して請求処理を行う必要がありません。
登録データを有効に活用
- 患者属性、病名、疾病分類、診療行為などさまざまな条件を指定したデータ検索機能に加え、CSV形式での抽出機能を搭載しています。これにより、表計算ソフトウェアなどを利用し、患者別診療データ、医師別診療データを有効に活用し、コスト管理など経営分析に役立てることが可能です。
充実したセキュリティ管理機能の提供
- 利用権限管理機能を充実させることで、患者のプライバシーに配慮した、厳密な個人情報管理が可能です。
トータルシステムで一層の業務効率化が可能に
- IDカード発行機、自動再来受付機、自動錠剤分包機、POSレジ、自動入金機などの自動化機器との接続や、電子カルテシステム(「HOPE/EGMAIN−FX」、「HOPE/Dr’note」)との連携が可能です。トータルシステムとしてご利用いただくことで、一層の業務の効率化が可能となります。
【動作環境】
- [スタンドアロン / ピアツーピア]
- FMVシリーズ
- Microsoft® Windows® XP Professional
- [クライアントサーバ型]
- サーバ機: PRIMERGYシリーズ、FMVシリーズ
- Microsoft® Windows® Server 2003
- クライアント機: FMVシリーズ
- Microsoft® Windows® XP Professional
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- (注1)レセプト:
- 診療報酬請求明細書。毎月、紙の定型書式で審査支払機関に提出される。
- (注2)レセプト電算処理:
- 現在、紙で提出・審査されているレセプトを、電子媒体で審査支払機関に提出するための仕組み。
- (注3)電子カルテとの連携インターフェースは、2004年12月末に提供予定。
- (注4)パソコン1台で導入いただく最小機器構成の費用。ハードウェア、ソフトウェア、アプリケーションパッケージおよび、事務スタッフへの操作指導の費用を含む。
- (注5)病院向けシステムでは、「レセプト電算処理」機能をオプションで提供。
関連リンク
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