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[ PRESS RELEASE ](プラットフォーム)
2004-0113
2004年6月22日
富士通株式会社

世界初! UNIXサーバに90ナノ半導体技術を採用、新「PRIMEPOWER」発売

〜最新SPARCプロセッサにより、Javaアプリケーションの世界最高性能を達成〜

当社は、UNIXサーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー)」のエンタープライズサーバ、ミッドレンジサーバについて、90ナノ半導体技術を採用した64ビットプロセッサ「SPARC64TM V(スパーク64 ファイブ)」[動作周波数1.89GHz(注1)]を搭載し、性能を大幅に向上した5モデルを開発しました。UNIXサーバ(注2)で90ナノ半導体技術を採用するのは、世界初となります。

新しい「PRIMEPOWER」は、従来からの高信頼性、拡張性を継承しながら、性能を大幅に強化しています。ミッションクリティカル領域に最適なサーバで、お客様ビジネスにおける新しい価値の創造と国際競争力の強化を実現します。

新「PRIMEPOWER」は、現在提供しているラインナップとともに、当社、富士通・シーメンス・コンピューターズ、富士通コンピューター・システムズが、グローバル市場に向けて、6月22日より世界同時に販売活動を開始します。

今日のITシステムには、さまざまな要求の集中に対して、24時間365日体制での迅速な対応と高い信頼性が求められています。このような要件にお応えするため、「PRIMEPOWER」のエンタープライズサーバ、ミッドレンジサーバの5モデルに、最新の「SPARC64 V」を搭載し、大幅な性能向上を図りました。

この「SPARC64 V」[動作周波数1.89GHz]は、当社が独自に開発・設計・製造を行う、高性能、高信頼プロセッサです。90ナノ半導体技術や銅配線技術といった、当社「あきる野テクノロジセンター」を核とする最先端半導体テクノロジーを採用したほか、当社の高信頼性システム設計、ハイパフォーマンスコンピューティングなどの長年の経験に基づき開発したものです。

新「PRIMEPOWER」は、Javaで記述されたビジネス・アプリケーションのベンチマーク指標であるSPECjbb2000(SPEC Java Business Benchmark 2000)」(注3)や、マルチ・プロセッサ構成での、整数演算性能を評価するベンチマーク指標である「SPECint_rate2000」(注4)など、以下の多くのベンチマークで世界最高性能を達成しています (2004年6月22日現在) 。これらの測定結果は、より高い処理性能が求められる企業システムにとって、最新の「SPARC64 V」を搭載した「PRIMEPOWER」が最適なサーバであることを実証しています。


PRIMEPOWER 2500
・「PRIMEPOWER 1500」「SPECjbb2000(SPEC Java Business Benchmark 2000)」
「SPARC64 V(動作周波数1.89GHz)」32CPU構成で1位(毎秒66万3,133回)
・「PRIMEPOWER 900,850」 SPECjbb2000:
「SPARC64 V(動作周波数1.89GHz)」16CPU構成で1位(毎秒40万2,961回)
・「PRIMEPOWER 650」 SPECjbb2000:
「SPARC64 V(動作周波数1.89GHz)」 8CPU構成で1位(毎秒21万3,956回)
・「PRIMEPOWER 900,850」 SPECint_rate2000:
「SPARC64 V(動作周波数1.89GHz)」16CPU構成で1位(SPECint_rate2000: 233)
・「PRIMEPOWER 650」 SPEC int_rate2000:
「SPARC64 V(動作周波数1.89GHz)」 8CPU構成で1位(SPECint_rate2000: 119)

「SPARC64 V」は、高精度なエラー検出や、ECC(注5)と命令リトライ機能(注6)によるエラー訂正などの高度なRAS機能(注7)をプロセッサ自身が有しています。電源ユニット、システムボードなどの主要コンポーネントを二重化、活性交換機能との組み合わせにより、「PRIMEPOWER」は、24時間365日のシステム運用にも十分に対応できる高い信頼性、可用性を実現しています。

本製品は、欧州・中東・アフリカ市場では富士通・シーメンス・コンピューターズが、米国市場へは富士通コンピュータ・システムズが、アジア・パシフィック市場では当社がそれぞれ販売します。

UNIXサーバ「PRIMEPOWER」は、富士通のIT基盤「TRIOLE」の中核となる製品です。今後も企業情報システムを支えるプラットフォームとして、「オープン系基幹システムへの対応」、「業務の継続性と効率性の向上」を追求し、社会・企業活動に要求される「ビジネスの成長・拡大」、「スピーディーな業務構築」、「システムの安定運用とTCO削減」を実現していきます。

なお、「PRIMEPOWER」は、7月7日(水曜日)から9日(金曜日)の3日間、東京国際フォーラムにて開催する「富士通ソリューションフォーラム2004」に出展を予定しています。

【販売価格、および出荷時期】

製品名 構成 販売価格(税別) 出荷時期
PRIMEPOWER 2500 SPARC64 V 1.82GHz CPU8個、
8GBメモリ、36GBディスク1個
1億5,325万円より 11月初旬より
PRIMEPOWER 1500 SPARC64 V 1.89GHz CPU4個、
4GBメモリ、36GBディスク1個
4,797万円より 9月初旬より
PRIMEPOWER 900 SPARC64 V 1.89GHz CPU4個、
4GBメモリ、36GBディスク1個
3,737万円より 9月初旬より
PRIMEPOWER 850 SPARC64 V 1.89GHz CPU4個、
2GBメモリ、36GBディスク1個
2,919万円より 8月初旬より
PRIMEPOWER 650 SPARC64 V 1.89GHz CPU2個、
4GBメモリ、36GBディスク2個
1,116万円より 8月初旬より

【販売目標】

「PRIMEPOWER」全体で、今後2年間に全世界で3万6,000台

【商標について】

  • SPECおよびベンチマーク名のSPECjbb、SPECintはThe Standard Performance Evaluation Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • すべてのSPARC商標は、米国SPARC International,Inc.のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • SPARC64は、米国SPARC International,Inc.のライセンスを受けて使用している同社の商標です。
  • UNIXは、The Open Groupの米国ならびにその他の国における登録商標です。
  • その他名称については、各社の登録商標または商標です。

以上

注釈

(注1)動作周波数1.89GHz:
「PRIMEPOWER 650,850,900,1500」は動作周波数1.89GHz、「PRIMEPOWER 2500」は動作周波数1.82GHz。
(注2)UNIXサーバ:
UNIX OS、およびRISCプロセッサを搭載したサーバを指す。
(注3)SPECjbb2000:
Javaで記述されたビジネス・アプリケーションが稼働するサーバの性能を評価するベンチマーク。客観的な性能ベンチマークプログラムを提供し、測定値を公表している中立の非営利団体「The Standard Performance Evaluation Corporation」で開発された。受注・配送・入出金処理・在庫管理など、実際の業務に則した処理から構成される。
(注4)SPECint_rate2000:
マルチ・プロセッサ構成での、整数演算性能を評価するベンチマーク。客観的な性能ベンチマークプログラムを提供し、測定値を公表している中立の非営利団体「The Standard Performance Evaluation Corporation」で開発された。
(注5)ECC(Error Checking and Correction):
エラー検出訂正機構。記憶装置の1ビットエラーの訂正、および2ビットエラーの検出を行う誤り制御機構。
(注6)命令リトライ機能:
演算器、レジスタでエラー検出した場合に、再度演算を行う機能。
(注7)RAS(Reliability Availability Serviceability)機能:
信頼性、可用性、および保守性の3つの機能を統合した概念。

関連リンク

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