FUJITSU
Worldwide|サイトマップ
THE POSSIBIliTIES ARE INFINITE
Japan
元のページへ戻る本件に関するお問い合わせ先
平成16年6月1日
株式会社TKC
富士通株式会社
マイクロソフト株式会社
財務情報の可視化を実現するXBRLソリューション

TKCが「.NETフレームワーク」と「Interstage XWand」を利用した
世界初のXBRL商用財務システムを構築

株式会社TKC<9746>(本社:栃木県宇都宮市、代表取締役社長:飯塚真玄、以下 TKC)は、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒川博昭、以下:富士通 ) および、マイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役 社長:マイケル ローディング、以下:マイクロソフト)の協力の下に、XBRL(eXtensible Business Reporting Language)による財務情報システムを構築いたしました。

本システムは、商用分野において.NETフレームワーク上でXBRLを稼働させた世界初の事例であり、XBRLの商用利用の推進およびグローバルな標準化活動に大きく貢献するものです。

1. 対象システム

  1. TKC電子申告システム(e-TAX1000)

    国税電子申告・納税システム(e-Tax)ソフト仕様に完全準拠し、国税庁が開発・提供した「送受信モジュール」と「電子署名モジュール」を組み込み、TKC法人決算申告システムの業務プロセスと連携し、電子署名・データ送信、受信通知の確認を効率的に行うことができます。『TKC電子申告システム』は、平成16年6月1日からの法人税および法人の消費税の電子申告受付開始に先立ち、名古屋国税局管内の先行運用に対応するため平成16年3月22日より提供を開始しています。

  2. TKC計算書類公開データベース

    会社関係書類の電子化を内容とする「商法等の一部を改正する法律」が、平成13年11月21日に成立し、平成14年4月1日から施行されました。これを受けTKCはTKC全国会と共に、TKC会員事務所の関与先企業向け計算書類公開サイト「TKC計算書類公開データベース」を開設し、インターネット公開サービスの運用を平成15年10月1日より提供開始しており、近日中にXBRLデータのダウンロード機能を追加する予定です。

以上の2つのシステムは、マイクロソフトが提唱する.NETフレームワークをベースに、富士通のXBRL用ミドルウェアである「Interstage XWand(インターステージ エックスワンド)」を利用したコンサルティング支援を活用して構築したシステムです。

なお、TKC電子申告システム(e-TAX1000)は、2004年6月2日(水)から7月30日(金)まで全国で開催される「the Microsoft Conference + expo 2004」への出展を行います。

システムの特徴と各社の役割
  1. 財務情報システムへのXBRL適用(TKC)

    XBRL技術により財務データの作成・流通・利用の効率化が実現されます。

    『TKC電子申告システム』ではTKC会員事務所のPCとTISC(TKCインターネット・サービスセンター)のサーバがシームレスに連携し、TISCに備蓄されている国内 58 万企業の財務データが瞬時にXBRLインスタンスに変換され電子申告データとして利用可能になります。

    また、TKC会員の関与先企業が決算公告に代えて『TKC計算書類公開データベース』にて計算書類のインターネット公開を行う場合は、利用企業の選択により計算書類を XBRL データでダウンロードすることも可能となります。

  2. 「Interstage XWand」の採用とXBRLコンサルティング(富士通)

    「Interstage XWand」は、グローバル標準 XBRL 2.0 Specificationに準拠した富士通のミドルウェアです。.NETフレームワークのための開発言語であるC#に対応したXBRL用ミドルウェアです。本製品を活用することにより、XBRL規約に準拠した財務情報処理アプリケーションを、短期間に構築し運用できます。加えて、既存の会計システムとの連携や、さまざまなパッケージソフトとの連携も可能です。今回はこれに加え、富士通のXBRL専門コンサルティングを適用することで、短期間に高品質な業務システムの構築を実現しました。

  3. .NET フレームワークでの構築支援コンサルティング(マイクロソフト)

    .NETフレームワークでは、Webアプリケーションをはじめとした、XML Web サービスを含む、あらゆる種類のアプリケーションを構築および実行できます。XML Web サービスは、XML、SOAP、HTTPなどの標準化されたプラットフォームに依存しないプロトコルを通じてネットワーク上でデータと機能を共有することにより、統合を促進するコンポーネントとなります。今回のプロジェクトは、.NET フレームワークを使った構築支援コンサルティングを行いました。

2. 補足説明

(1)XBRL Japan
日本の会計基準に対応した日本向け用語体系辞書の開発・普及・啓蒙を目的として、2001年4月に設立されたXBRL Internationalの日本組織。(http://www.xbrl-jp.org)
(2)XBRL 2.0 Specification
XBRL International が定めた XBRL の標準規約(2002年12月14日付)。
(3)XBRL International
グローバルな XBRL の活動を統括する国際組織。
(4)XBRL ( eXtensible Business Reporting Language)
XBRL International(http://www.xbrl.org)が制定、管理している各種財務報告用の情報を作成・流通・利用できるように標準化されたXMLベースの言語。
(5)国税電子申告・納税システム(e-Tax)ソフト
国税庁から無料で公開配布されている国税電子申告・納税システムのシステム仕様書。

【商標について】

  • e-TAXは株式会社TKCの登録商標です。
  • Interstage、XWandは、富士通株式会社の登録商標または商標です。
  • .NETフレームワーク、Microsoftは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
  • その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

以上

関連リンク

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

元のページへ戻る ページの先頭へ

All Right Reserved, Copyright (C) FUJITSU