[ PRESS RELEASE ] |
2004-0083
2004年5月17日
富士通株式会社 |
保守・運用サービス事業の再編と強化について
当社はこのほど、お客様のIT活用の高度化に対応した保守サポート体制の強化、ならびに今後成長が期待される運用サービスを核としたビジネスの拡大を図るため、保守・運用サービス事業を再編・強化することとし、その一環として富士通サポートアンドサービス株式会社(以下、Fsas)を当社の完全子会社とすることで、Fsasと合意しました。
これにより、ITライフサイクル全般にわたるサービスを富士通グループ全体でワンストップかつシームレスに提供するとともに、ニーズを先取りした提案を継続的に行うことで、これまで以上にお客様の立場に立ったソリューションを実現してまいります。
【具体的な取り組み】
1.保守サポート体制の強化
- (1)リソースの集中・一元化によるスピードアップ
当社より、保守技術開発部門、フィールドCE教育部門、集中コールセンター、バックアップサポート部門をFsasに移管し、保守機能を同社に集約します。これにより、両社間における機能・リソースの最適配分が実現し、ファーストコールからフィールドCEによる解決までのサポートプロセスが一本化することで、スピードアップが可能となります。
- (2)全国の保守拠点・要員の最適配置によるお客様対応力の向上
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Fsasが中心となって、全国規模での保守拠点・要員配置の適正化を実現するとともに、技術情報、商談情報等の共有化により、サービス品質の向上とお客様対応力向上を図ります。
- (3)有力パートナーとの連携によるサポート力の強化
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地域毎に保守体制の見直しを行い、保守技術を有する有力パートナーとフォーメーションの最適化を図るとともに、技術支援、バックアップ体制を強化し、お客様により身近なサポート組織への再構築を図ります。
- (4)製品改善のスピードアップ、新製品の機能向上への貢献
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お客様に近い保守要員からもたらされる製品品質改善、保守品質向上のための改善提案等のフィードバックを、当社の製品の品質向上、新製品の機能向上にスピーディに直結させます。
2.運用サービスの拡大
富士通が長年培ってきたシステムインテグレーション、アウトソーシングに関する技術・ノウハウ、Fsasの大きな強みである国内全域をくまなくカバーするサービス拠点網と保守・工事技術、他のグループ企業各社が強みを持つ様々なサービス・インフラを結集することで、高度かつ多様な運用サービスの提供・拡大を推進してまいります。具体的にはまず以下のようなサービスが想定されます。
富士通グループは、現在お客様起点の立場から、お客様との長期的な信頼関係に基づく、ITシステムのライフサイクル全般にわたるシームレスなソリューション事業を推進しています。その流れの中で、Fsasは、保守・運用サービス提供の中核となって、富士通グループ全体と緊密に連携しながら、ビジネスを拡大する役割を担うことになります。
こうした取り組みを通じて、富士通グループは、お客様とより距離の近いフィールド・フォーメーションを実現し、「One FUJITSU」として、お客様の事業の発展、競争力向上に貢献してまいります。
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。

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