富士通アクセスの社会システムビジネスの業務移管について

富士通株式会社(本社：東京都港区、社長：黒川博昭)と富士通アクセス株式会社(本社：神奈川県川崎市、社長：富盛清志)は、富士通アクセスの社会システムビジネスに関する開発・製造業務を、富士通に移管することで基本合意に達しました。これにより富士通は、当該ビジネスの一貫体制を構築することにより、効率的な運営を実現いたします。

両社は今後、業務移管に関する具体的な条件の検討を行って、双方合意のもと、2004年5月末を目処に正式契約を締結する予定であります。

「社会システム」は、監視・制御の技術と情報処理技術、ネットワーク技術を統合して、河川、道路、ダムなどにおける安全性と信頼性を支えるものです。

富士通は、本業務移管により、開発・製造から販売・サポートまでの一貫体制を構築し、スピードアップとさらなる業務効率化を図ってまいります。これにより、市場優位性を確立し、事業基盤を強化すると共に、お客様起点経営の具現化を図ります。

一方、富士通アクセスは、アクセスネットワーク事業およびパワーエレクトロニクスシステム事業に経営資源を集中させることで経営基盤のより一層の強化を図ってまいります。アクセスネットワーク事業では、社会システムビジネスで培ってきた技術を活用して、IPアクセス、ホームネットアクセス等ブロードバンドアクセスネットワークビジネス市場において業界トップを目指してまいります。