[ PRESS RELEASE ](環境) |
2004-0075
2004年4月22日
富士通株式会社 |
全社一括で環境認証ISO14001を取得
〜各部門のビジネスに連動したテーマで国内最大級の環境活動を実施〜
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当社はこのほど、全社で環境管理の国際規格であるISO14001(注1)に準拠した環境マネジメントシステムの認証を取得いたしました。
本活動は従業員約48,000人を対象としたものであり、ISOの一括認証の規模としては国内最大級の取り組みになります。従来からの省エネ・ペーパーレス・廃棄物の分別などの全社共通活動に加え、IT企業として、各部門のビジネスに連動した目標を設定・推進してまいりました。
また、環境活動を経営と同じ枠組みで実施することを目的に、これまで認証取得の対象としていなかった営業/ソフト・サービス部門へと活動を拡大するとともに、従来、事業所毎に取得していた認証を全社として一本化いたしました。
本活動は、株式会社日本環境認証機構(JACO)による外部審査を受け、2004年3月24日付で認証(認証登録番号:EC98J2005)されております。
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本活動は、6つの部門(注2)に在籍する77事業活動単位と、全国の工場/システムラボラトリ(注3)/支社・支店 99事業所に在籍する全従業員(約48,000人、富士通研究所ほか、関係会社一部を含む)を対象としたものです。
これら全従業員を対象とした活動組織が、2002年10月施行の「富士通グループ環境方針」に基づき、「第3期富士通環境行動計画(注4)」を推進するものとして、各部門のビジネスに連動した目標を推進するライン活動と、省資源、省エネルギー、廃棄物削減などの全社共通目標を推進するサイト活動のマトリックス組織(注5)により、活動いたしました。
これにより、従来の事業所毎での認証単位では取り組みが困難でありました各部門のビジネスに連動した目標設定・実行を円滑に推進することが可能となりました。
【本活動の特徴】
全活動単位における本来業務での環境目標の設定
各活動単位が自らの本来業務に連動した環境目的・目標を設定し、活動いたしました。(各活動単位の目標については、次項参照)
全従業員に対するe-learning実施
自社で開発したe-learningのツールを利用して、幹部社員を含む全従業員について環境教育を実施することで、従来の集合研修と比べてCO2換算で約98%の環境負荷低減を実現いたしました。
全国の支社・システムラボラトリにおける社会貢献活動を環境目標に設定
従来からの工場での活動に加え、全国の営業/ソフト・サービス部門の事業所における社会貢献活動を目標として設定し、活動いたしました。
今後、当社は、環境マネジメントシステムに基づく環境経営の枠組みを富士通グループ全社に展開し、環境を切り口としたグループガバナンスの強化を図るとともに持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
【各活動単位の目標例】
(コーポレート部門)
- 階層別教育への環境教育の盛り込み(FUJITSU ユニバーシティ)
- サーバの集約による環境効率の向上(コーポレートIT推進本部)
(営業部門)
- 営業活動によるお客さまへのグリーン製品の提供推進(各営業本部)
- 展示会における当社の環境活動PR(中堅市場ビジネス本部)
(ソフト・サービス部門)
- e-Japanビジネス推進による人やものの移動の効率化、ペーパーレス化(公共ソリューション本部)
- 人事・総務部門向けワークフローパッケージの提供によるペーパーレス化(GLOVIA事業本部)
(プロダクト部門)
- 新規に開発する全製品のグリーン製品化推進(各製品開発部門)
- 製品の有害物質全廃推進(テクノロジセンター)
(電子デバイス部門)
- 新規に開発する全製品のグリーン製品化推進(LSI事業推進本部)
- 鉛フリーパッケージ製品の提供推進(電子デバイス営業本部)
(富士通研究所)
- 全研究テーマについて環境アセスメントを実施し、重要な58テーマ(鉛フリーはんだ技術、PCの省電力技術など)について、環境に配慮した研究を推進。(各研究部)
以上
用語説明
- (注1)ISO14001:
- 国際標準化機構が定めた環境マネジメントシステムに関する国際規格。環境に配慮し、環境負荷を継続的に減らすシステムを構築した組織に与えられる。
- (注2)6つの部門:
- 本活動においては、コーポレート部門、営業部門、ソフト・サービス部門、プロダクト部門、電子デバイス部門、富士通研究所に分類
- (注3)システムラボラトリ:
- ソフト・サービス部門の事業所
- (注4)第3期富士通環境行動計画:
- 2001〜2003年度を対象として目標を策定。すべての製品のグリーン化、環境に配慮した部材の購入、廃製品のリサイクル、使用資源・エネルギーおよび廃棄物の削減に向けた活動を展開。
- (注5)マトリックス組織:
- ライン活動−職制に基づき本来業務での取り組みを行う活動サイト活動−在籍する事業所毎に共通的な取り組み(省資源・省エネ・廃棄物の削減など)を行う活動
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、富士通お客様総合センターにお問い合わせください。
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