[ PRESS RELEASE ](製品・サービス) |
2004-0007
2004年1月13日
富士通株式会社 株式会社富士通ビー・エス・シー |
「WebPDMソリューション」販売開始
〜設計・生産工程におけるトータルな部品情報管理を実現〜
近年、製造業においては、製品ライフサイクルの短縮により、魅力ある商品を高品質、かつタイムリーに提供することが求められるようになっております。この実現に際しては、設計部門・生産部門などの部門単独でのシステム化・合理化だけではなく、商品開発に関わる部門が一体となったプロセスの構築が必要です。さらに、生産拠点のアジア・欧州への展開も進んでおり、こうした新しい動きに対応する必要もあります。
富士通とBSCは、製造業むけに製品情報管理パッケージとして「PDMSTAGE(ピー・ディー・エムステージ)」を開発し、1999年より富士通から販売してきました。同製品は、「製品構成管理」や、設計における「図面・データの管理」などの一般的なPDM(注2)機能のみならず、富士通社内での実践を通したマトリックス部品表や3次元データ管理連携などを盛り込んだ実用性の高いものであり、これまで3,000本の出荷実績があります。
このほど、両社はパッケージとして提供してきたこれらの機能を、Webアプリケーションとして提供します。さらに、設計工程のみならず、それに続く生産工程における部品情報を統合的に管理する「生産部品表機能」、今まで難しかった組立・加工の手順の管理を実現する「生産工程表機能」、複数の情報をビューとして表現できる機能を追加いたしました。本製品によりお客様は、海外生産拠点も含め、拠点間の物理的距離を意識することなく、設計・生産工程での部品情報を効率的に活用できます。
【販売価格および提供時期】
製品名 |
販売価格(税別) |
提供時期 |
WebPDMソリューション |
400万円から |
2004年1月末 |
保守費用 |
50万円/年から |
2004年1月末 |
【販売目標】
【商品の特長】
- 部品情報の一元化による設計・生産のリードタイムの短縮
設計段階の「設計部品表」の部品情報・製品構成を利用して、生産工程の「生産部品表」や「生産工程表」を作成できます。設計段階のデータをリアルタイムに生産段階で活用・管理することで、設計・生産リードタイムの短縮を実現します。
- ソフトウェアのメンテナンスを省力化
製品情報管理をWebアプリケーション化したことにより、製造部門・保守部門など、データ参照中心の部門でもクライアントソフトウェアのインストールを行うことなく、情報の参照や活用が可能となります。また、日常のソフトウェアのメンテナンスも不要になります。
- テンプレート、独自ツールの提供による導入期間・コストの削減
「PDMSTAGE」でつちかった製品開発上の業務ルール(採番・承認など)や業務ノウハウ(図面管理・部品管理など)を、今回のサービスに取り込みました。
また、統合部品マスタや製造工程管理など、業務に即した製造技術部門向けのテンプレートを8種類提供するほか、お客様個別の画面定義や業務名称を簡単に変更できるカスタマイズツールを提供します。これにより、運用開始までの期間を約2割短縮するとともに、導入コスト・ランニングコストを約3割削減します。
【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
用語説明
- (注1)
- 株式会社富士通ビー・エス・シー:社長 米山幸彦、本社 東京都品川区
- (注2)
- PDM:Product Data Management.製品情報管理。製品の開発時に必要となる情報を一元管理して、開発期間の短縮を図る管理手法。
関連リンク
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