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特機システム本部がシステムインテグレーション事業で国内初のCMM®レベル5を取得
ソフト・サービス部門全体に、システム開発プロセス改善活動を拡大
当社は、ソフト・サービスビジネスグループにおいて、これまでの「プロセス改善・品質保証フレームワーク」を強化し、システムインテグレーション・パッケージ開発・アプリケーション開発事業を担当する全部門に本フレームワークを推進・運営する組識体制を確立しました。さらに当社開発部門、関連会社、協力会社が三位一体となって活動することで、その運用を拡大強化してまいります。 特機システム本部は、主に防衛庁様向けのシステムインテグレーションを受託しています。同本部は、この新しいフレームワークに基づき、プロセス改善・品質保証活動をソフト・サービスビジネスグループ内で先駆けて展開し、CMMのレベル5評価を得ました。システムインテグレーション部門がレベル5の評価を得たのは、国内では初めてです。 CMMは、米国カーネギーメロン大学・ソフトウェアエンジニアリング研究所(CMU/SEI)が高品質なソフトウェア開発を組織的に実現するために確立したプロセス改善評価手法であり、デファクトスタンダードとなっています。今回のレベル5は、CMMで定義される成熟度の最高位を意味しています。なお、NASAのスペースシャトルプロジェクトはCMMレベル5の評価を受けており、また米国国防省の調達基準としてはCMMレベル3以上を要求しています。 特機システム本部では、継続的なプロセス改善活動が組織を強くするとの基本思想から「定量的品質管理・定量的プロセス管理活動」を含めた「プロセス改善・品質保証フレームワーク」の適用により、昨年度CMMレベル4評価を得ておりました。今回はこれらの活動に加え、全プロジェクトを対象に欠陥予防活動と新技術による革新、および全員参加型の改善提案活動などによる継続的なプロセス改善を展開し、レベル5評価に至りました。 こうした取り組みにより、同本部では、システム納入後の品質を、この2年間で当時の高い水準と比較してさらに2倍に高めることができました。 当社では、既に、社会基盤を支える官庁・公共システム部門、特定公共システム部門、宇宙・天文・研究機関システム部門、および関連会社である株式会社富士通システムソリューションズが、CMMレベル3の評価を得ております。今後とも、お客様起点の立場から「プロセス改善・品質保証フレームワーク」を基軸に、先行する特機システム本部および業種各本部における、成熟度レベルに応じたプロセス改善活動のベストプラクティスをグループ全体で共有することで、高品質なソフトウェアサービスを提供し、お客様の満足度向上に努めてまいります。 【商標について】
以上 用語説明
* CMM®(Capability Maturity Model):能力成熟度モデル
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