リアルタイムOS「μITRON3.0」搭載32ビットRISCマイコン新発売- FUJITSU Japan

当社は、リアルタイムOS（*1）「ITRON（マイクロアイトロン）3.0」（*2）を搭載した32ビットRISC（*3）マイコン「MB91302A-010」を開発し、9月11日より販売活動を開始します。

当社は今後、内部メモリの容量を大規模化し、より充実した機能を備えたリアルタイムOSを搭載した製品を追加し、ラインアップの充実を図っていきます。

【サンプル販売価格、および出荷時期】

製品名

販売価格（税別）

出荷時期

「MB91302A-010」

1,500円

2003年10月14日より

【販売目標】

【本製品の主な仕様】

プロセステクノロジ

CMOS 0.25ミクロンプロセス

動作電圧

3.0V～3.6V(標準：3.3V)

メモリ

ROM：4キロバイト(リアルタイムOS「

ITRON3.0」搭載)、
RAM：4キロバイト、キャッシュメモリ：4キロバイト

最大動作周波数

68メガヘルツ(外部供給クロック：17メガヘルツ、PLL：4逓倍）

搭載インタフェース

SDRAMインタフェース、I²C（*4）コントローラ、UART（*5）コントローラ、A/Dコンバータ

主な機能

DMAC、ICU（*6）、PPG（*7）タイマ、リロードタイマ（*8）

パッケージ

QFP（*9）-144ピン

【商標について】

用語説明

（*1）リアルタイムOS：: 決められた処理を、許容される時間内に確実におこなうことをリアルタイム処理と呼び、それを実現するための機能があらかじめ組み込まれたOSがリアルタイムOSです。
（*2）ITRON3.0：: TRONプロジェクトが提唱する、業界標準の組み込みシステム向けリアルタイムOSです。
（*3）RISC(Reduced Instruction Set Computer)：: 最小限の命令セットをもったCPUです。
（*4）I²C(Inter IC)：: フィリップス社が定義するシリアル通信の仕様です。
（*5）UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)：: 非同期シリアル通信の仕様です。
（*6）ICU(Input Capture Unit)：: 入力波形のパルス幅を測定することができる回路です。
（*7）PPG(Programmable Pulse Generator)：: 任意の周期、およびパルス幅の出力波形を発生させられる回路です。
（*8）リロードタイマ：: 設定した任意の時間ごとに繰り返し信号を発生させることができるタイマです。
（*9）QFP(Quad Flat Package)：: 表面実装型プラスチックパッケージの一種です。

リアルタイムOS「ITRON3.0」搭載32ビットRISCマイコン新発売