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[ PRESS RELEASE ](製品・サービス)
2003-0132
2003年7月9日
富士通株式会社

APMサービス提供開始

〜アプリケーションアウトソーシング分野に本格参入〜
当社は、メインフレームやUNIXサーバなどで稼動しているお客様のアプリケーション資産を一括してお預かりし、アプリケーション資産の継続的な品質改善と最適なIT投資を支援するアウトソーシングサービスを、アプリケーション・ポートフォリオ・マネジメントサービス(APMサービス)として体系化し、提供を開始します。
当社が、お客様のアプリケーション資産の保守業務全般をお引き受けし、継続的な品質改善を実施することにより、お客様の保守業務に関わる負荷が軽減されるため、戦略・企画業務への集中が可能となります。

現在、お客様の情報システム部門では、長年利用してきた膨大なアプリケーションの保守・運用に、情報投資額全体の60〜75%のコストを費やし、多大な手間がかかっていると言われています。一方、企業の情報システムは、経営に直結した企業のインフラとなり、情報システム部門は事業戦略にもとづいたシステムの企画・提案力強化を求められています。APMサービスによってお客様のアプリケーション資産の保守業務を当社が一括して引き受けることで、お客様の日常的な保守業務の負荷を軽減します。

APMサービスには、最適なIT投資に向けてお客様のアプリケーション資産の価値を高めるポートフォリオマネジメントサービスと、アプリケーション資産の再評価および再構築をおこなうトランスマイグレーションサービスが含まれます。

ポートフォリオマネジメントサービスでは、ポートフォリオ手法(*1)をアプリケーション資産に適用し、アプリケーション資産の投資価値、効果、優先度を継続的に明確化します。これにより企画から運用までのアプリケーションのライフサイクル全般に渡って、戦略的システムへの重点的なIT投資を支援し、アプリケーション資産の価値を向上させます。

トランスマイグレーションサービスでは、長年実施してきたソフトウェアリエンジニアリングサービスを強化し、お客様の膨大なアプリケーション資産を再評価、スリム化するとともに最適なIT環境へ変革させます。

APMサービスは、当社が手がけている年間1万件以上のお客様のアプリケーション開発のノウハウと、Fujitsu Consulting(フジツウコンサルティング 以下、FC)を含む当社グループが手がけたアプリケーション資産の保守実績にもとづく手法やツールを集約し体系化したものです。グローバルにお客様システムの構築・保守をおこなってきた実績を持つ当社ならではのものです。

当社は、APMサービスを推進するために、FCをはじめ当社グループ各社と連携しAPM関連のノウハウやツールを集約・提供する「APMコンピテンシーセンタ」を本年5月に新設しました。また、本サービスは、製造業・流通業・金融業・通信業などの業種ごとに設けたAPMセンタで実施します。

【販売価格および提供時期】

サービス名称販売価格
(税別)
提供時期
APMサービス体系ポートフォリオ診断サービス個別見積9月末日
APM移行サービス個別見積提供済
アプリケーション保守サービス個別見積提供済
ポートフォリオマネジメントサービス※個別見積9月末日
トランスマイグレーションサービス個別見積9月末日
※ポートフォリオマネジメントサービスは、アプリケーション保守サービスのオプションサービスです。

【販売目標】

2005年度売上規模2,300億円(SIビジネスにおける保守を含む)

【本サービスの特長】

  1. IT投資の最適化
    • ポートフォリオマネジメントサービスにより、アプリケーションのビジネス価値や 投資効果を可視化し、戦略案件への重点投資を支援します。
    • 策定された開発案件の執行段階では、環境変化に対して、案件の差し換え、追加、 中止を判断するため、コスト状況をモニタリングし、定期的に報告します。
  2. 保守・運用の安定化
    • アプリケーション保守工程は、「ITIL® (IT Infrastructure Library) (*2)」やISOなどの標準化手法にもとづいて再整備し、お客様の視点からトラブル予防保守などのサービスマネジメントを実施します。
    • 速やかにお客様の案件に対応し、また依頼した案件のサービス状況をリアルタイムに把握できる案件管理ツール「apLine」(*3)を利用し、運用品質の向上を図ります。
  3. 既存システムの安定移行
    • 250社以上の実績を持つソフトウェアリエンジニアリングツールを採用しています。
    • FCの76社の実績にもとづき、お客様が運用中のアプリケーション資産を、当社が確実に引き継ぎます。
    • 長年の開発、保守サービスで集積した技術、ツールを適用することで、アプリケーション資産を再評価し、オープン環境への移行を含んだアプリケーション統合を強力にサポートします。また、IT基盤「TRIOLE」によって、基盤プラットフォーム部分の最適化を実現します。
  4. 実施体制
    • 各業種別のAPMサービス要員支援と、年間1万件以上の開発、保守の実績をもとに培ってきたグループの保守ノウハウ、ツールの集約、蓄積を目的として、APMコンピテンシーセンタを設立しました。
    • APMサービス要員として、製造業・流通業・金融業、通信業をはじめ、あらゆる業種のお客様向けにAPMセンタを設立します。2003年度末約1,000名体制でサービスを実施します。

【富士通グループにおけるサービス実績(順不同)】

  • 国内
    あいおい生命保険株式会社様(保険業)
    アプリケーション保守

    共栄火災しんらい生命保険株式会社様(保険業)
    アプリケーション保守

    日本興亜生命保険株式会社様(保険業)
    アプリケーション保守

    富士生命保険株式会社様(保険業)
    アプリケーション保守

    東海染工株式会社様(製造業)
    アプリケーション保守、アプリケーションポートフォリオマネジメント

    日本赤十字社医療センター様(医療業)
    アプリケーション保守

  • 海外
    Boeing様(製造業)
    アプリケーション保守

    南オーストラリア司法府様(公共)
    アプリケーション保守

    交通事故管理委員会様(公共)
    アプリケーション保守

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
(*1) ポートフォリオ手法:
アプリケーション資産を中心としたIT投資テーマに対し、経営戦略との整合性、最新のIT技術の適応度などの各種の評価軸を組み合わせ、ポートフォリオ図上でIT投資全体を可視化し評価。最大価値をもつIT投資テーマを特定し、IT予算の最適配分を管理していく手法。
(*2) ITIL:
英国OGC(Office of Government Commerce)の登録商標であるITサービスマネジメントにおけるグローバルスタンダードのガイドライン。
(*3)apLine:
「総合的アウトソーシングシステム」として、現在、特許公開番号取得済。<特開2003-162590(H15.6.6)>

以上

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