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[ PRESS RELEASE ](製品・サービス)
2003-0095
2003年5月15日
富士通株式会社

ハイエンドUNIX®サーバ「PRIMEPOWERTM2500」
SAP®標準ベンチマークテストで世界最高性能を達成

128CPU構成の「PRIMEPOWER2500」とOracle9iTMデータベース・リリース2の組み合わせにより実現
当社は、2階層SAP標準アプリケーションSDベンチマークテスト(*1)において、同時アクセスユーザ数1万3,000ユーザという世界最高性能を達成しました。同ベンチマークテストで、1万ユーザを突破したのは、今回が初めてです。

今回のベンチマークテストは、SolarisTM Operating Environment(以下、Solaris OE)と互換性のある当社の最新プロセッサ「SPARC64TM V(スパーク64 ファイブ)プロセッサ1.3GHz」を128個搭載したUNIXサーバ最上位モデル「PRIMEPOWER(プライムパワー)2500」と、ストレージシステム「ETERNUS(エターナス)3000」、およびOracle9iデータベース・リリース2のシステム構成により達成しています。

また、64CPU構成の「PRIMEPOWER2500」での同ベンチマークテストでも、7,550 ユーザの記録を達成しており、CPU数に比例して性能が向上する「PRIMEPOWER」の優れたスケーラビリティを実証しています。

今回のべンチマークテストは、3月に実施したミッドレンジモデル「PRIMEPOWER900」(最大16CPU)でのSAPベンチマークテスト5件(2階層SAP標準アプリケーションIS-U/CCSベンチマークテスト(*2)での世界最高記録を含んでいます。)に続いて実施したものです。

SAPソリューションを適用している企業の多くが、mySAPTM Business Suiteソリューションの強化された機能を利用するために、現行のシステムを更新することに関心を持っています。そうした企業に、当社は最良のプラットフォームとして、同ベンチマークテストで優れた性能とスケーラビリティを実証した「PRIMEPOWER」を提供します。

【Oracle社(米)からのコメント】

"The combination of PRIMEPOWER and Oracle9i Database Release 2 continues to meet with unprecedented success in real-world high-performance benchmark testing."
Richard Sarwal, Vice President, Data Server Applied Technologies

(要約)
「『PRIMEPOWER』とOracle9iデータベース・リリース2との組み合わせは、実環境の高性能ベンチマークテストにおいて、これからも記録を塗り替えていくでしょう」
Oracle社 バイス・プレジデント リチャード・サーウォル氏

【「PRIMEPOWER2500」によるSAPベンチマーク記録(2003年4月実施)】

今回の2階層SAP標準アプリケーションSDベンチマーク記録は、2003年4月16日から20日にかけて当社沼津工場において測定され、以下の内容でSAP社から認定されました。

  1. PRIMEPOWER2500 128CPU構成
    (認定日2003年4月30日、認定No.2003030)
[測定結果]
・同時アクセスユーザ数   :  13,000ユーザ
・平均レスポンス時間   :  1.87秒
・スループット
  - オーダ項目処理数   :  1,314,000件/時
  - データベースアクセス処理数   :  3,942,000件/時
  - SAPS値   :  65,700
平均データベースリクエスト時間   :  0.040秒(参照)/0.044秒(更新)
セントラルサーバCPU使用率   :  99%
[システム構成]
・オペレーティングシステム   :  Solaris 8 OE
・リレーショナルデータベースシステム   :  Oracle9i
SAP R/3バージョン   :  4.6C
総ディスク容量   :  9,256GB (Fujitsu ETERNUS3000)
セントラルサーバ   :  Fujitsu PRIMEPOWER2500
128CPU SMP、SPARC64 V 1.3GHz、 L1キャッシュ256KB、L2キャッシュ
2MB、主記憶512GB
  1. PRIMEPOWER2500 64CPU構成
    (認定日2003年4月30日、認定No.2003029)
[測定結果]
・同時アクセスユーザ数   :  7,550ユーザ
・平均レスポンス時間   :  1.95秒
・スループット
  - オーダ項目処理数   :  758,000件/時
  - データベースアクセス処理数   :  2,274,000件/時
  - SAPS値   :  37,900
・平均データベースリクエスト時間   :  0.038秒(参照)/0.027秒(更新)
・セントラルサーバCPU使用率   :  99%
[システム構成]
・オペレーティングシステム   :  Solaris 8 OE
・リレーショナルデータベースシステム   :  Oracle9i
・SAP R/3バージョン   :  4.6C
・総ディスク容量   :  9,256GB (Fujitsu ETERNUS3000)
・セントラルサーバ   :  Fujitsu PRIMEPOWER2500
64CPU SMP、SPARC64 V 1.3GHz、 L1キャッシュ256KB、L2キャッシュ
2MB、主記憶256GB

【「PRIMEPOWER900」によるSAPベンチマーク記録(2003年3月実施)】

  1. 2階層SAP標準アプリケーションIS-U/CCS(顧客サービス管理)ベンチマーク
    (認定日2003年3月11日、認定No.2003013)
[測定結果]
・トータルスループット   :  108,551URCs/時
・検針   :  2,177,200件/時
[システム構成]
PRIMEPOWER900 16CPU SMP、SPARC64 V 1.35GHz、L2キャッシュ2MB、主記憶64GB、SAP R/3 4.6C、SAP IS-U/CCS 4.64、Oracle9i、Solaris 8 OE
  1. 2階層SAP標準アプリケーションSD(販売管理)ベンチマーク
    (認定日2003年3月11日、認定No.2003009)
[測定結果]
・同時アクセスユーザ数   :  1,120ユーザ
・平均レスポンス時間   :  1.95秒
・オーダ項目処理数   :  112,330件/時
[システム構成]
PRIMEPOWER900 8CPU SMP、SPARC64 V 1.35GHz、L2キャッシュ2MB、主記憶32GB、SAP R/3 4.6C、Oracle9i、Solaris 8 OE
  1. 2階層SAP標準アプリケーションSD(販売管理)ベンチマーク
    (認定日2003年3月11日、認定No.2003010)
[測定結果]
・同時アクセスユーザ数   :  2,200ユーザ
・平均レスポンス時間   :  1.91秒
・オーダ項目処理数   :  221,670件/時
[システム構成]
PRIMEPOWER900 16CPU SMP、SPARC64 V 1.35GHz、L2キャッシュ2MB、主記憶64GB、SAP R/3 4.6C、Oracle9i、Solaris 8 OE
  1. 2階層SAP標準アプリケーションATO(受注組立)ベンチマーク
    (認定日2003年3月11日、認定No.2003011)
[測定結果]
・オーダ処理件数   :  6,220件/時
[システム構成]
PRIMEPOWER900 8CPU SMP、SPARC64 V 1.35GHz、L2キャッシュ2MB、主記憶32GB、SAP R/3 4.6C、Oracle9i、Solaris 8 OE
  1. 2階層SAP標準アプリケーションATO(受注組立)ベンチマーク
    (認定日2003年3月11日、認定No.2003012)
[測定結果]
・オーダ処理件数   :  12,170件/時
[システム構成]
PRIMEPOWER900 16CPU SMP、SPARC64 V 1.35GHz、L2キャッシュ2MB、主記憶64GB、SAP R/3 4.6C、Oracle9i、Solaris 8 OE
本資料に記載されているSAPベンチマーク記録は、SAP Standard Application Benchmark Councilの規定に準拠しており、SAP社による監査・認定を受けたものです。(参照:http://www.sap.com/benchmark/)

【用語説明】

(*1)
2階層SAP標準アプリケーションSDベンチマークテスト:SD(Sales and Distribution)は、SAP社の統合基幹業務(ERP)ソフトウェアであるSAP R/3®に含まれる販売管理アプリケーションです。このアプリケーションによるベンチマークが、SAPシステム向けサーバの最も認知度の高い性能評価指標です。ベンチマークの測定方法は、平均2秒以内のレスポンスが維持、継続される「同時アクセスユーザ数」をカウントします。なお、「2階層」とは、1台のセントラルサーバ(アプリケーションサーバ兼データベースサーバ)と、クライアントを組み合わせたシステム構成のことを指します。
(*2)
2階層SAP標準アプリケーションIS-U/CCSベンチマークテスト:CCS(Customer Care and Service)は、SAP社のmySAP Business SuiteのIndustry Solutionsの1つであるmySAP Utilities(公共サービス事業)に含まれる、顧客サービス管理アプリケーションです。ベンチマークの測定方法は、100万カスタマーにおける2種類のUtilities(電気とガス)について、検針、料金計算、請求書発行といった一連の業務の「処理スピード(トータルスループット)」をカウントするものです。

【商標について】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以 上

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