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国内研究機関初、厚木地区でマテリアルリサイクルによる全廃棄物のゼロエミッション達成〜実験過程で発生する廃薬品類の再資源化手法を確立〜株式会社富士通研究所(社長:藤崎道雄、本社:川崎市)は、このほど主要拠点の一つである厚木地区において、廃薬品類の再資源化を実現し、国内の研究機関としては初めて、マテリアルリサイクル(*1)による全ての廃棄物(*2)に関するゼロエミッションを達成しました。 厚木地区では、半導体、情報通信関連機器の基礎・応用研究を行うとともに、富士通グループの材料・環境研究の主力拠点として、これまで「生分解性プラスチックの実用化」「マグネシウム筐体のリサイクル」「パソコン樹脂筐体のリサイクル」等、様々な先進技術の開発に取り組み、大きな成果を上げてまいりました。今回のゼロエミッションの達成により、研究活動のプロセス、並びに成果両面での環境貢献が実現しました。 富士通研究所では、これまで第3期富士通環境行動計画(*3)に基づき、厚木地区のゼロエミッション活動を推進し、「紙・ゴミ等、一般廃棄物の分別徹底・再資源化」「廃油・廃プラスチック、金属類の分別徹底・再資源化」「食堂残さの分別徹底・肥料化」等に取り組んで来ました。 研究施設のゼロエミッション化に際しては、特に実験過程で発生する各種廃薬品類の再資源化が課題となりました。これまでこれらの廃薬品類の処理は専門業者に委託し、埋立処理を行ってきましたが、今回、独自に構築した化学物質管理システムを活用するとともに、製鉄、製セメントの原料へのリサイクルが可能となる新しい処理手法を採用したことで、再資源化が可能となったものです。 こうした取り組みにより、マテリアルリサイクルを基本に、全ての廃棄物について「ごみゼロ」を実現し、当初目標として掲げていた2003年度末に対して、1年以上前倒ししてゼロエミッションを達成することが出来ました。 なお、本手法及びノウハウについては、今後、富士通グループ全体への展開を進めてまいります。 富士通研究所は、富士通グループの一員として、今後共、自社の環境負荷のさらなる低減に努めるとともに、先進的な環境技術の研究開発に取り組み、グリーン製品として具現化していくことで、地球環境に貢献してまいります。 【富士通研究所 厚木地区の概要】
【用語説明】
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