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[ PRESS RELEASE ]
2003-0019
平成15年1月28日
富士通株式会社
富士通ディスプレイテクノロジーズ株式会社

液晶ディスプレイ分野で台湾AUO社と提携

富士通株式会社(本社:東京都千代田区 以下「富士通」)と富士通が全額出資する液晶ディスプレイの開発・製造・販売会社 富士通ディスプレイテクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県川崎市 以下「FDTC社」)はこのたび、台湾AU Optronics Corporation(本社:台湾新竹 以下「AUO社」)がFDTC社に資本参加し、液晶ディスプレイ分野で広範囲な事業協力をすることで、AUO社と基本合意いたしました。

AUO社の資本参加後、FDTC社の持株比率は、富士通80%、AUO社20%となります。

今回の事業協力は、FDTC社がこれまで蓄積してきた、液晶ディスプレイに関する先端技術開発力や設計力と、AUO社のもつ製造力との相乗効果を発揮させることを目的としたものです。FDTC社とAUO社は、製造技術から製品設計までの広範な技術分野で開発協力を行うと共に、両社の製造能力を効果的に活用することで、更なる事業拡大と競争力向上を図ります。今後、富士通、FDTC社およびAUO社は、具体的な条件の検討を行い、本年3月を目処に正式契約を締結する予定です。

FDTC社は、TFT液晶ディスプレイ分野で世界第3位の生産規模をもつAUO社との事業協力によって、独自の優位技術であるMVA(*1)技術の普及・標準化を加速させていきます。

今後、同社は、富士通グループの液晶ディスプレイ専業会社として、先端の技術開発力・設計力をベースとしたソリューション提供型の事業展開をより発展させると共に、富士通グループ内外に幅広く液晶ディスプレイを供給できる体制を確立し、独立事業会社として一層の発展を目指してまいります。

*1:MVA;Multi-domain Vertical Alignment
富士通が開発した広視野角、高コントラスト、高速応答の高画質技術。ラビングレス方式・液晶滴下注入方式により高い生産性と高い信頼性を実現。

【AU Optronics Corporationの概要】

(1) 本社所在地台湾新竹
(2) 代 表 者Chairman& CEO、 Kuen-Yao Lee
(3) 設立年月日1996年8月12日 Acer Display Technologies, Inc.(ADT)設立
2001年9月1日 ADT社がUnipac Optoelectronics Corporationを吸収合併し現社名に変更
(4) 資 本 金40,022百万 台湾ドル(2002年9月末現在)
(5) 事業内容液晶ディスプレイ製品の開発・製造・販売
(6) 従業員数約10,000名(2002年9月末現在)
(7) 売上実績2002年 75,561百万 台湾ドル

【富士通ディスプレイテクノロジーズ株式会社の概要】(2003年1月末現在)

(1) 本社所在地神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号
(2) 代 表 者代表取締役社長 松田 嘉博
(3) 設立年月日2002年(平成14年)6月1日
(4) 資 本 金4億5千万円
(増資後:11億9千万円、持株比率:富士通 80%、AUO社 20%)
(5) 事業内容液晶ディスプレイ製品の開発・製造・販売
(6) 従業員数約470名
(7) 売上計画2003年度 750億円

以 上

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