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[ PRESS RELEASE ]
2002-0286
平成14年12月12日
富士通株式会社

電機業界初、沼津工場が浄化槽汚泥生成肥料の広域活用システムを構築

〜農林水産省の「普通肥料」認定を受け、工場外活用が可能に〜

当社沼津工場では、このほど、し尿処理施設から排出される浄化槽汚泥より生成した肥料について、工場、地元農園、県外の大規模農園などでの広域活用を実現する「トリプル資源循環システム」を構築いたしました。

同肥料は、電機業界で初めて農林水産省より普通肥料(汚泥発酵肥料)としての認定を受けたものです。

沼津工場は、2000年3月に富士通全社で初めてのゼロエミッションを達成するとともに、生物多様性緑化、廃材の工場敷地内利用を進めるほか、食堂生ゴミや浄化槽汚泥の肥料化を開始するなど、積極的に環境活動に取り組んできました。

浄化槽汚泥から生成する肥料は、これまでは工場内でのみの使用にとどまっておりましたが、社内実験農園を活用した「栽培実験」、発酵時間や水分、温度調整などの「発酵実験」などを繰り返すことにより、最適な発酵菌を育成することが可能になり、肥料としての品質を向上させることが出来たため、今回、認定を受けることが出来たものです。

同肥料は、「トリプル資源循環システム」として、以下の3つの形態で活用を進め、利用範囲を拡大してまいります。

「構内循環」沼津工場内農園で、同肥料を活用して野菜を生産し、従業員への提供を行います。
「地域循環」同肥料の提供を受けて地元の農園が育てた「苗」を沼津工場が購入し、工場内農園で野菜として育て、従業員への提供を行います。
「社会循環」県外の大規模農園に同肥料を提供し、育てられた「野菜」が、一般の市場に向けて広く供給されます。

現在、当社は、第三期富士通環境行動計画(*1)に基づき、各工場のゼロエミッション化を推進し、既に全国で5つの工場にて達成しております。今後、既にゼロエミッションを達成した工場も含め、他工場への本ノウハウの展開を図り、浄化槽汚泥などの生活系廃棄物も含めたゼロエミッションの達成を目指してまいります。

【沼津工場の概要】

住所:静岡県沼津市宮本140番地
代表者(工場長):千谷 基雄
開設日:1976年8月
事業内容:大型コンピュータ評価・試験及びソフトウェアの開発
富士通グループ内の人材育成(「FUJITSUユニバーシティ」拠点)
従業員数:2,150名(関係・関連会社含む)

【用語説明】

*1: 第三期富士通環境行動計画
2001年〜2003年度の富士通グループの具体的な行動目標を定めたもの。「廃棄 物のゼロエミッション」については、富士通グループでは2003年度末までに1998 年度実績比で60%の廃棄物削減を、富士通単体では2003年度末までのゼロエミ ッション達成を目標としています。

以 上

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