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北陸先端大と富士通 グリッドコンピューティングに関する共同プロジェクトを開始北陸先端科学技術大学院大学(学長:示村悦二郎、所在地:石川県能美郡辰口町、以下 北陸先端大)と富士通株式会社(以下、富士通)は、11月1日に、「協調プロジェクト支援推進環境に関する研究」と「統合システムの設計および開発」に関する共同研究開発プロジェクトを実施することで合意いたしました。 これは、平成14年度より文部科学省が新たに開始した、情報通信分野における「ITプログラム」(*1)の委託事業のうち、「eサイエンス」実現プロジェクト(*2)実施テーマの一つである「スーパーコンピュータネットワーク上でのリアル実験環境の実現」の研究開発実施機関として北陸先端大が選定されたことに伴うものです。 なお、本テーマの研究開発は、北陸先端大、富士通のほか、京都大学、広島大学、日本原子力研究所、金沢医科大学の計6機関による産学官共同プロジェクト「VizGrid」として実施いたします。 【共同研究開発プロジェクト実施の背景】政府は「IT基本法」(高度情報通信ネットワーク社会形成基本法)に基づき、「e-Japan戦略」を推進中で、その中で研究環境のIT化を促進してきております。今回の共同研究は、研究環境のIT化を促進するとの観点から実施されている「eサイエンス実現プロジェクト」と呼ばれる、大学等がもつ知見・ノウハウ等の研究ポテンシャルを活用して産学官連携体制にて推進されるプロジェクトの一つに位置づけられたものです。 近年、科学技術分野では計算機インフラとして、地理的・組織的に分散したコンピュータやデータベースなどを統合・接続したグリッド環境が整備されつつあり、そのような環境を利用して各研究機関が協調して課題に取り組むこと(コラボレーション)が重要になってきています。本共同研究は、グリッド環境下でのコラボレーションを支援するための画像処理技術、通信技術等の研究開発と、医療分野、核融合分野での実証を目的としたものです。 【共同研究開発の概要】
なお、VizGridプロジェクトでは、「VizGridシンポジウム2002」(会期:平成14年11月28日、場所:株式会社富士通研究所(神奈川県川崎市中原区))を開催する予定です(*3)。 【用語解説または注釈】
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