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[ PRESS RELEASE ]
平成14年11月19日
キャッツ株式会社
日本ラショナルソフトウェア株式会社
富士通株式会社

「UML for SoC」を標準化する「UML for SoCフォーラム」を設立

キャッツ株式会社(社長:上島 康男、本社:横浜市港北区)、日本ラショナルソフトウェア株式会社(社長:斉藤 肇、本社:東京都中央区)、富士通株式会社(社長:秋草 直之、本社:東京都千代田区)はこのほど、3社共同で「UML for SoC」の標準化と普及促進を図る「UML for SoCフォーラム」(略称:USoCF)を設立し、11月19日より活動を開始いたします。

「UML for SoCフォーラム」は、今後幅広く参加企業を募集してまいります。

「UML for SoC」は、UML (Unified Modeling Language *1)とC言語(*2)を用いたSoCの上流設計を行う手法で、デバイスに要求される機能をUMLで記述することにより、仕様の分析・検証が網羅的に可能となります。

これにより、SoCの開発者は、従来の自然言語を利用した設計手法と比較して、後戻りのない設計が可能となるので、設計期間の短縮と、設計品質の大幅な向上を実現できます。

【UML for SoCフォーラムの概要】

  1. 目的:「UML for SoC」の標準化と普及促進
  2. 主な活動内容:
    1. 「UMLとC言語をベースとしたシステムLSI設計手法(*3)」を元に、標準開発プロセスと、それに必要なUML拡張プロファイル(*4)を策定します。
    2. フォーラムで策定した「UML for SoC」を、平成15年12月末までに、国際的なUML標準化団体であるOMG(Object Management Group *5)に提案する予定です。
  3. 活動期間: 平成14年11月19日〜平成15年12月末
  4. 事務局:キャッツ株式会社
    「UML for SoCフォーラム」担当 浅利康二 電話:045-473-2816

【 用語説明 】

*1:UML (Unified Modeling Language)
オブジェクト指向のソフトウェア開発における、プログラム設計図の統一表記法の一つです。
*2:C言語
広く一般に普及しているソフトウェアプログラミング言語です。1970年代にUNIXを記述するための高級言語として開発され、後に爆発的に普及しました。現在は、C++ が最も普及しています。
*3:UMLとC言語をベースとしたシステムLSI設計手法
平成14年4月16日に富士通株式会社及び株式会社富士通研究所が発表した、新しいシステムLSIの設計手法。上流工程の設計期間を1/3にします。
*4:UML拡張プロファイル
UML Profileにより、UML標準を拡張し、個別のシステムやアーキテクチャなどに適合する設計に必要な要素を組み込めます。
*5:OMG(Object Management Group)
オブジェクト指向技術の標準化、普及を進めるため、1989年に設立された業界団体です。ハードウェアやOS、プログラミング言語の違いに関係なく、相互にデータや処理要求を交換するための基盤となるソフトウェアの共通仕様を策定し、普及を図っています。

以 上

【 会社概要 】

<キャッツ株式会社>
創 立1973年11月
代表取締役上島 康男
資本金2億2800万円
所在地本社・ソフトウェア事業部
〒222-0033 横浜市港北区新横浜2-11-5 川浅ビル
電話 045-473-2816(直通)
業務内容コンピュータ関連製品の開発・販売の他、ソフトウェアコンサルティング業務、ソフトウェア、ハードウェア・機構設計を一括受注するOEM業務等の業務を承り、企画から開発、導入までトータルにサポートしています。

<日本ラショナルソフトウェア株式会社>
創 立1997年7月
代表取締役斉藤 肇
資本金2億6,000万円
所在地東京都中央区日本橋浜町3丁目42番3号住友不動産浜町ビル5F
電話 03-5642-9100(代)
業務内容e-ビジネス アプリケーション開発を支援する製品の開発販売、およびそれに伴う技術コンサルティング、サポートを行います。
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